新古河駅

新古河駅の概要

新古河駅（しんこがえき）は、埼玉県加須市向古河に位置する東武鉄道日光線の駅です。駅番号はTN 05で、利便性の高い立地にあたります。駅は橋上駅舎を備え、相対式ホームが2面2線設置されています。自動改札機はPASMOに対応しており、エレベーターおよび多機能トイレも完備されていますが、エスカレーターはありません。

歴史

新古河駅の歴史は長く、1929年4月1日に東武日光線杉戸駅から新鹿沼駅間が開通する際に開業しました。当初の駅は現所在地の約400メートル南側にありました。特急が停車することから、釣り客の誘致も行われました。しかし、1935年には現在地に移設され、旧駅は貨物駅として利用されるようになりました。その後、1942年には特急の運行が休止されました。

1947年にはカスリーン台風によってプラットホーム以外が流失するという自然災害に見舞われましたが、2006年にはダイヤ改正により区間快速列車が停車することが決まりました。2012年には駅ナンバリングが導入され、より利用者にとって便利な設備が整いました。2013年と2017年にはダイヤ改正が行われ、停車列車の見直しも実施されています。

利用状況

2023年度の新古河駅の1日平均乗降人員は1179人となっています。特に毎年8月第一土曜日に古河市のゴルフ場で開催される古河花火大会の際には、駅周辺の混雑が予想されます。駅は花火大会の会場には徒歩5分という近距離に位置するため、臨時列車も多数運行され、多くの人々がこの駅を利用します。

駅周辺の環境

新古河駅の周囲には多くの関連施設が点在しています。東口を出ると、国道354号を挟んで古河市街が広がります。古河郵便局や古河歴史博物館、古河文学館、鷹見泉石記念館などの文化的なスポットが多数あります。一方、西口には東武鉄道が開発した住宅地「東武CITY新古河」が広がり、加須市北川辺総合支所や北川辺公民館、図書館などの公共施設も点在します。

加須市の北川辺地域にはかつて足利銀行の出張所がありましたが、2017年には古河支店に統合されました。また、バス路線も整備されており、コミュニティバス「かぞ絆号」が西口から済生会加須病院への運行を行っています。日曜や年末年始は運休となりますが、利便性が高く、地域住民に親しまれています。

まとめ

新古河駅は、東武鉄道日光線の重要な駅の一つであり、歴史や施設、周辺環境に恵まれています。今後も地域の交通の要として多くの人々に利用され続けることでしょう。

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