新大宮駅

新大宮駅（しんおおみやえき）

新大宮駅は、奈良県奈良市芝辻町にある近畿日本鉄道の奈良線の駅です。駅番号はA27で、地域の交通のハブとして機能しています。

駅の概要

この駅は、奈良市内の併用軌道区間の地下化に伴い、大和西大寺駅と近鉄奈良駅の間に新設された駅です。これにより、周辺の交通は格段に改善され、利便性が向上しました。

歴史

新大宮駅が開業される前は、大和西大寺駅と近鉄奈良駅の間に油阪駅が存在していました。この区間が併用軌道であったため、快速化の妨げとなっていました。また、モータリゼーションの進展により、渋滞が頻発していました。しかし、奈良市の都市計画の一環として地下化工事が実施され、油阪駅は廃止され、新たに新大宮駅が設置されました。

年表

• - 1969年（昭和44年）12月9日：奈良線の油阪から近鉄奈良間の地下化に伴い、同日に新大宮駅が開業される。
• - 2000年（平成12年）3月15日：ホームの延長工事が完了し、快速急行の停車駅に追加。
• - 2007年（平成19年）4月1日：PiTaPaの使用が始まり、便利になりました。

駅の構造

新大宮駅は、相対式ホームを二面二線持つ地上駅となっています。ホームの有効長は10両分で、改札は上下線で分かれており、奈良行きのホームにはラッシュ時限定の無人改札口も存在します。駅は近鉄奈良駅が管理しており、有人駅です。PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機や自動精算機が設置されており、特急券や定期券は専用の自動券売機で購入可能です。

停車列車

新大宮駅には、特急以外のすべての営業列車が停車します。日中は奈良線の快速急行が4本（そのうち2本は阪神なんば線直通）、急行が2本、京都線急行が2本の合計8本が停車し、利便性の高い駅となっています。

利用状況

近年の1日あたりの乗降人員は安定しており、周囲のビジネス施設や商業施設の影響を受けながら成長しています。

駅周辺

新大宮駅の周辺は大宮通りを中心に発展したビジネス街で、官公庁や企業の支店が立ち並びます。さらに、居酒屋やレストランなどの飲食店も多く、賑やかな雰囲気が漂っています。周辺には以下のような施設があります。

• - JR奈良駅
• - 奈良市役所
• - 航空自衛隊幹部候補生学校
• - 奈良中央郵便局
• - 奈良市立一条高等学校など。

交通アクセス

駅周辺には、奈良交通のバス路線が整備されており、北口、南口、国道369号沿いにそれぞれ乗り場があります。これにより、地域内外へアクセスが容易になっています。

新大宮駅は、交通の利便性だけでなく、周辺の多彩な商業施設や教育機関とあいまって、地域の生活を支える重要な駅です。

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