新鎌ケ谷

新鎌ケ谷（しんかまがや）

新鎌ケ谷は、千葉県鎌ケ谷市に位置する地名で、新鎌ケ谷一丁目から新鎌ケ谷四丁目までが存在します。3路線（北総線、京成松戸線、東武野田線）が乗り入れる新鎌ヶ谷駅を中心に発展したエリアであり、「新鎌（しんかま）」という略称で親しまれています。

地理

新鎌ケ谷は、鎌ケ谷市の新たな市街地として整備されました。街の中央を東経140度線が通過しており、駅前広場や市役所横の歩道にはそのラインが示されています。現在もUR千葉ニュータウン事業本部による区画整理事業が進められており、計画人口は5,700人です。

新鎌ケ谷自体は千葉ニュータウンには含まれませんが、交通の便が良いことから、新鎌ケ谷と千葉ニュータウン・成田地区を一体化して「東京⇔成田 SKYGATEシティ」としてPRされています。

歴史

住居表示実施以前は「初富字林跡」と呼ばれていました。江戸時代には、小金牧の野馬の避暑・避寒と薪炭供給を目的とした「粟野御林」という植林地がありました。明治時代に小金牧が廃止されると、跡地が開墾され初富村が発足し、「林跡」という字名が付けられました。

御林跡地の大部分は県有地となり、有栖川宮家に貸与された後、藤井希璞が一部を購入。その後、御料地となり鉄道連隊演習線（現在の京成松戸線）が引かれました。御料地が廃止された後は、地元民に払い下げられ、梨畑として利用されました。

沿革

1976年11月：鎌ヶ谷市役所が現庁舎（初富字林跡）に移転。
1979年3月9日：北総開発鉄道（現・北総[[鉄道]]）北総線 北初富駅 - 小室駅間開業。新鎌ヶ谷信号所が設置。
1991年3月31日：北総線 京成高砂駅 - 西白井駅間延伸に伴い、新鎌ヶ谷信号所が駅に昇格し新鎌ヶ谷駅が開業。
1992年7月8日：新京成線（現・京成松戸線）新鎌ヶ谷駅が開業。新京成線と北総線の乗り換え駅となる。
1999年11月25日：東武野田線 新鎌ヶ谷駅が開業。
2004年4月3日：新鎌ケ谷地区の街開き。イオン鎌ケ谷ショッピングセンターがオープン。
2006年11月22日：アクロスモール新鎌ヶ谷がオープン。
2008年2月25日：住居表示実施により、新鎌ケ谷一丁目から新鎌ケ谷四丁目が新設。

交通

新鎌ヶ谷は、鉄道と道路が交差する交通の要衝です。都心や羽田空港、横浜、千葉県の主要エリアへのアクセスが容易であり、2010年からは成田空港への直通アクセスも可能になりました。

鉄道
北総[[鉄道]]北総線・京成電鉄成田空港線（成田スカイアクセス線）：新鎌ヶ谷駅
京成電鉄松戸線：新鎌ヶ谷駅
東武野田線（東武アーバンパークライン）：新鎌ヶ谷駅
バス
ちばレインボーバス
京成バス千葉ウエスト
鎌ケ谷市コミュニティバス「ききょう号」
白井市循環バス「ナッシー号」
鎌ヶ谷観光バス「生活バスちばにう」
成田空港交通
平和交通バス
道路
国道464号
千葉県道8号船橋我孫子線（船取線）

慢性的な渋滞が課題となっており、北千葉[[道路]]の建設が期待されています。

施設

行政施設：鎌ケ谷市役所、鎌ケ谷警察署、鎌ケ谷消防署など
主な商業施設：イオン鎌ケ谷ショッピングセンター、アクロスモール新鎌ヶ谷、マルエイ新鎌ヶ谷店など
金融機関：京葉銀行、千葉銀行
宿泊施設：東横インオリジナル千葉新鎌ヶ谷駅前
教育施設：千葉県立鎌ケ谷西高等学校、鎌ケ谷市立第三中学校
* その他：鎌ケ谷総合病院、新鎌ふれあい公園、海上自衛隊下総航空基地など

イベント

毎年9月には、新鎌通りおよび市役所前にて「YOSAKOIかまがや」が開催され、地域を盛り上げています。

新鎌ケ谷は、交通の利便性と都市機能が集積した、住みやすい街として発展を続けています。

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