日比谷駅

日比谷駅 (Hibiya Station)

日比谷駅は、東京都千代田区有楽町一丁目に位置する、東京地下鉄（東京メトロ）と東京都交通局（都営地下鉄）の駅です。3路線が乗り入れ、周辺地域へのアクセス拠点として重要な役割を果たしています。

乗り入れ路線

• - 東京メトロ

- 日比谷線 (H 08)
- 千代田線 (C 09)

• - 都営地下鉄

- 三田線 (I 08)

東京メトロ有楽町線およびJR線の有楽町駅にも近接しており、乗り換え駅として案内されています。ただし、JR線への正式な乗り換え案内は都営三田線のみが行っています。

日比谷線・千代田線から有楽町線への乗り換えは、都営三田線改札口付近の通路を利用します。この通路は都営地下鉄の管轄で、案内も都営線基準となっています。また、当駅から銀座駅、東[[銀座駅]]、大手町駅、東京駅までは改札外の地下通路で連絡しています。

歴史

• - 1962年10月10日：日比谷線建設工事着手。東京オリンピック開催に間に合わせるため、突貫工事が行われました。
• - 1964年8月29日：帝都高速度交通営団（営団地下鉄）日比谷線が開業。
• - 1971年3月20日：営団地下鉄千代田線が開業。
• - 1972年6月30日：都営地下鉄6号線（現・三田線）が開業。
• - 1974年10月30日：営団地下鉄有楽町線の有楽町駅が開業し、乗り換え業務を開始。
• - 1978年7月1日：都営地下鉄6号線が三田線に改称。
• - 2004年4月1日：営団地下鉄民営化に伴い、日比谷線・千代田線の駅は東京メトロに継承。
• - 2007年3月18日：ICカード「PASMO」の利用が可能に。
• - 2018年10月13日：千代田線ホームでホームドアと発車メロディの使用を開始。
• - 2020年2月7日：日比谷線ホームで発車メロディの使用を開始。

駅名の由来は、隣接する日比谷公園です。当初は皇居にちなんだ駅名も検討されましたが、政府や宮内庁の意向により「日比谷」に決定しました。

駅構造

東京メトロ

• - 日比谷線：相対式ホーム2面2線の地下駅。改札は地下2階、ホームは地下3階。
• - 千代田線：島式ホーム1面2線の地下駅。改札は地下1階、ホームは地下2階。

両線のホーム間は、日比谷線の霞ケ関寄り、千代田線の二重橋前寄りが連絡通路で直結しています。千代田線の改札付近には、矢橋六郎と東京藝術大学の学生によるモザイクレリーフ「日比谷公園」が設置されています。

都営地下鉄

島式ホーム1面2線の地下駅。改札は地下1階、ホームは地下2階にあります。大手町寄りの改札外通路と出入口は、千代田線二重橋前駅と共用しています。

日比谷線建設工法

軟弱地盤であるため、潜函工法（ニューマチック・ケーソン工法）が採用されました。地上部の交通量を考慮し、道路覆工下にケーソンを構築し、沈設と構築を繰り返す路下式ケーソン工法が用いられました。オリンピック開催に間に合わせるため、間組（現・安藤ハザマ）が「間抜きケーソン工法」を開発し、工期短縮に成功しました。

利用状況

東京メトロと都営地下鉄の合算した1日の平均乗降人員は約17万人を超え、都心部の主要駅として多くの利用者に利用されています。

駅周辺

駅周辺には、日比谷公園、皇居外苑、劇場、オフィスビルなどが立地しています。有楽町駅や銀座駅にも近く、商業施設も充実しています。

• - 日比谷公園
• - 東京ミッドタウン日比谷
• - 帝国ホテル
• - 日生劇場
• - 東京宝塚劇場
• - 丸の内警察署
• - 第一生命保険本社
• - 東京国際フォーラム
• - 有楽町マリオン

バス路線

駅周辺には都営バス、東急バス、日の丸自動車興業のバス停があり、都内各地へのアクセスが可能です。

隣の駅

• - 東京メトロ日比谷線: 霞ケ関駅 - 日比谷駅 - 銀座駅
• - 東京メトロ千代田線: 霞ケ関駅 - 日比谷駅 - 二重橋前駅
• - 都営地下鉄三田線: 内幸町駅 - 日比谷駅 - 大手町駅

日比谷駅は、都心へのアクセスに便利な駅であり、周辺施設も充実しているため、多くの人に利用されています。

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