早島駅

早島駅について

早島駅（はやしまえき）は、岡山県の都窪郡早島町に位置しているJR西日本の駅です。この駅は宇野線に属し、宇野方面への「宇野みなと線」や本四備讃線に直通する「瀬戸大橋線」の一部区間としても利用されています。駅番号は、宇野みなと線がJR-L06、瀬戸大橋線がJR-M06です。特筆すべきは、快速「マリンライナー」が約50%の確率で停車することです。

駅の歴史

早島駅は、1910年6月12日に宇野線の開通とともに開業されました。その後、1970年には貨物の取り扱いを廃止し、1985年には荷物扱いも廃止されました。1987年4月1日には、国鉄の分割民営化に伴いJR西日本の管理する駅として新たにスタートを切りました。

その後も、駅のサービス向上が図られ、2007年には「ICOCA」に対応した簡易型自動改札機が導入され、9月からはICOCAの利用が可能となりました。2015年12月にはホームのかさ上げ工事が完了しましたが、エレベーターなどの設置はなされていません。2020年4月にはみどりの窓口が営業を終了し、翌日からは終日無人駅となりました。

駅の構造

早島駅は地上に位置する相対式ホームが2面2線あり、その駅舎は岡山方面行きのホーム側に設置されています。上下のホームは跨線橋で結ばれており、駅設計は複線化工事の完成により変化しましたが、隣接する備中箕島駅手前までの単線セクションがまだ構内として扱われています。

そのため、早島駅は岡山方面が単線、茶屋町方面が複線という特異な構造を持つ行き違い駅として機能しています。岡山駅が管理する無人駅であり、簡易型の自動改札機や近距離用切符の自動券売機が設置されています。トイレは男女兼用の設備となっています。

利用状況と駅周辺

早島駅の一日の平均乗車人員は公開されており、具体的な数字はその年によって異なります。駅周辺には地域の交通網が広がっており、複線化の計画が進行中です。2009年1月25日には備中箕島 - 茶屋町間の複線工事が供用開始され、地域の交通利便性が高まっています。

隣接駅

早島駅の隣には備中箕島駅があり、快速「マリンライナー」や普通列車が停車しています。普通列車は備中箕島駅（JR-L05/JR-M05）から早島駅を経て、久々原駅（JR-L07/JR-M07）まで運行されています。

このように早島駅は、歴史や設備、周辺の利便性において重要な役割を果たしており、地域住民や観光客にとって欠かせない駅となっています。

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