旭川四条駅

旭川四条駅：旭川市の発展を支える交通拠点

旭川四条駅は、北海道旭川市中心部からやや離れた場所に位置する、JR北海道宗谷本線と石北本線の駅です。駅番号はA29。宗谷本線のみならず、旭川駅と新[[旭川駅]]間を運行する石北本線の列車も停車するため、旭川市民の生活を支える重要な交通拠点となっています。

歴史：仮乗降場から高架駅へ

旭川四条駅の歴史は、1957年2月1日に日本国有鉄道宗谷本線上に設置された仮乗降場まで遡ります。これは当時の旭川市長の強い要望によるものでした。その後、1971年から始まった宗谷本線旭川駅～新[[旭川駅]]間の高架複線化工事に伴い、駅の存廃が議論されました。しかし、地元住民からの強い要請を受け、工事費2000万円を地元が全額負担することで、高架上に新設移転。1973年9月29日、正規の駅として生まれ変わりました。当初は駅員無配置駅でしたが、その後簡易委託が廃止され、現在は無人駅となっています。

1987年の国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となりました。また、1999年頃には無人化され、現在に至っています。2009年には、711系電車による団体臨時列車が停車し、電車が営業停車した初めての事例となりました。近年では、2022年3月31日より高架橋の耐震補強工事のため、待合室とトイレが閉鎖されています。

旭川四条駅とその周辺：歴史と現在

旭川四条駅の歴史を語る上で、忘れてはならないのが、かつて存在した旭川電気軌道東川線旭川四条駅、そして旭川市街軌道四条線四条十七丁目電停です。旭川電気軌道東川線は、1927年3月10日に開業し、四条駅、四条通駅を経て、旭川四条駅として統合されました。1973年1月1日に廃止されるまで、地域住民の足として重要な役割を果たしていました。また、旭川市街軌道四条線四条十七丁目電停は、1929年11月3日に開業し、1948年4月7日に廃止されています。これらの路線は、現在の旭川四条駅周辺の地域発展に大きく貢献しました。

駅周辺は、旭川市の郊外住宅地である豊岡・東光方面への玄関口となっており、住宅地に加えて商業施設も数多く存在します。高架下には「17丁目オール商店街」と呼ばれる商店街が1条通から6条通まで連なり、地域住民の生活を支えています。駅周辺には、警察署、郵便局、銀行、病院、飲食店、スーパーマーケットなど、生活に必要な施設が充実しています。

駅構造と利用状況

旭川四条駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。旭川駅からの管理で無人駅となっています。かつては高架下に待合室と男女別の水洗式トイレがありましたが、耐震補強工事のため閉鎖されています。ホーム間は階下の連絡通路で結ばれており、連絡通路が待合スペースとして機能しています。構内は旭川運転所への電車回送に対応するため電化されていますが、当駅を発着する定期旅客列車はすべて気動車です。

利用状況については、年々変動が見られますが、周辺地域の発展と密接に関連していると考えられます。

隣の駅

旭川四条駅の隣の駅は、上り方面が旭川駅、下り方面が永山駅（宗谷本線）と新[[旭川駅]]（宗谷本線・石北本線）です。快速列車も一部停車します。

まとめ

旭川四条駅は、仮乗降場から出発し、地元住民の強い要望によって高架駅へと発展してきた歴史ある駅です。周辺地域の住宅地や商店街の発展を支え、旭川市の重要な交通拠点として機能しています。今後も地域住民の生活に寄り添い、発展を続けていくことでしょう。

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