木村文紀
木村文紀（きむら ふみかず、本名：木村 文和〈読み同じ〉、1988年9月13日 - ）は、東京都大田区出身の元プロ野球選手（外野手）です。右投右打。プロ入り時は投手でしたが、2012年シーズン途中に外野手へ転向しました。
大田区立梅田小学校時代にソフトボールを始めました。俊足・強肩・強打を兼ね備えたエース投手で、打順は主に1番。打率も7割を超えるなど、非凡な才能を発揮していました。
埼玉栄高校では、1年時は主に外野手として出場し、2年時からエースとして活躍。2005年夏の埼玉県大会では決勝戦まで進出しましたが、春日部共栄に敗れ、甲子園出場はなりませんでした。高校時代には最速148km/hの速球を持つ本格派右腕投手であるとともに、通算33本塁打の長打力も兼ね備えていました。
高校生ドラフト会議では、西武ライオンズから「外れ1位」として指名され入団。背番号は41を与えられ、渡辺久信2世として期待されました。
2007年、8月31日の楽天戦で一軍初登板を果たしましたが、6回10安打7失点と打ち込まれました。二軍では優秀選手賞を受賞し、ハワイ・ウィンターリーグへ派遣されました。
2008年は二軍で先発ローテーションを守り、イースタン・リーグ最多の111イニングを投げましたが、防御率5.34と結果を残せず、一軍出場はありませんでした。
2009年は監督の渡辺久信から先発ローテーション入りを期待され、WBC強化試合にも先発として起用されましたが、結果を残せず。同年オフに登録名を「木村文紀」に変更しました。
2010年は右肘を疲労骨折し、手術とリハビリに終始しました。
2011年は二軍戦で好調を維持しましたが、交通事故に遭いむち打ち症を発症し、昇格が見送られました。その後、一軍中継ぎ投手陣の不調に伴い一軍へ昇格。クイック気味の投球フォームを指導され、制球力が向上しました。7月31日にプロ初勝利を記録するなど、自己最多の21試合に登板しました。同年オフにはオーストラリア・ABLに派遣されました。
2012年、腰痛の影響で本来の投球ができなくなり、9月11日付で外野手へコンバートされました。同年オフには背番号が41から51へ変更されました。
2013年は、野手転向後間もないながら一軍春季キャンプメンバーに抜擢されました。5月20日には、左肩脱臼により戦線を離脱した坂田遼に代わって野手として初めて一軍登録。5月23日の広島戦でプロ初打席初安打を記録。5月28日のDeNA戦では、代打で勝ち越し本塁打を打ち、一軍通算3打席目でプロ初本塁打・初打点を記録しました。
2014年は開幕スタメン入りを果たし、2桁本塁打を記録。チーム内でも本塁打数は4位、盗塁数は2位の成績を残しました。
2015年、6月24日のソフトバンク戦で自身初のグランドスラムを放ちましたが、打撃不振が続き、7月には出場機会を失いました。
2017年、右翼手のレギュラーであった金子侑司が離脱した影響もあり、開幕戦に出場。オフに、背番号を9に変更しました。
2018年、7月1日の楽天戦で自身初のサヨナラ本塁打を記録。チームのリーグ優勝に貢献しました。
2019年は自己最多となる130試合に出場しました。
2020年は打率、出塁率、長打率全てにおいて前年を上回る数字を残しましたが、腰痛で登録抹消されました。
2021年は開幕スタメン入りを果たしましたが、腰痛により登録抹消。その後、新型コロナウイルス陽性反応者との濃厚接触者と判定され、再び登録抹消となりました。
2021年8月12日にトレードで日本ハムファイターズへ移籍。背番号は45。同年オフに減額制限を大幅に超える60%減で契約を更改しました。背番号も36に変更。
2022年、7月13日の楽天戦で逆転スリーラン本塁打を放ちました。
2023年、今季限りで現役引退を表明。引退試合では古巣・西武戦に4番・右翼手で先発出場し、現役最後のプレーを終えました。
引退試合後の10月には、西武に復帰し二軍スタッフに就任することが発表されました。2024年からは育成担当兼人財開発担当、2025年1月1日付で三軍野手コーチに就任しました。
高校通算33本塁打を記録した長打力と俊足を兼ね備え、高い身体能力が持ち味。プロ入り後に投手から野手へ転向した糸井嘉男を目標に掲げ、糸井の打撃や守備を研究していました。投手時代には、同学年の田中将大らの活躍を見て焦りからイップス状態に陥ったこともあります。野手転向後は宮地克彦や嶋重宣ら、プロ入り後に野手へ転向した選手にアドバイスを求め、1日1,700スイングの猛練習を積みました。木村自身は、投手と野手の両方を経験できたことを誇りに思っています。
愛称は「キム」、「カルロス」
プロ入り前
大田区立梅田小学校時代にソフトボールを始めました。俊足・強肩・強打を兼ね備えたエース投手で、打順は主に1番。打率も7割を超えるなど、非凡な才能を発揮していました。
埼玉栄高校では、1年時は主に外野手として出場し、2年時からエースとして活躍。2005年夏の埼玉県大会では決勝戦まで進出しましたが、春日部共栄に敗れ、甲子園出場はなりませんでした。高校時代には最速148km/hの速球を持つ本格派右腕投手であるとともに、通算33本塁打の長打力も兼ね備えていました。
高校生ドラフト会議では、西武ライオンズから「外れ1位」として指名され入団。背番号は41を与えられ、渡辺久信2世として期待されました。
西武時代
2007年、8月31日の楽天戦で一軍初登板を果たしましたが、6回10安打7失点と打ち込まれました。二軍では優秀選手賞を受賞し、ハワイ・ウィンターリーグへ派遣されました。
2008年は二軍で先発ローテーションを守り、イースタン・リーグ最多の111イニングを投げましたが、防御率5.34と結果を残せず、一軍出場はありませんでした。
2009年は監督の渡辺久信から先発ローテーション入りを期待され、WBC強化試合にも先発として起用されましたが、結果を残せず。同年オフに登録名を「木村文紀」に変更しました。
2010年は右肘を疲労骨折し、手術とリハビリに終始しました。
2011年は二軍戦で好調を維持しましたが、交通事故に遭いむち打ち症を発症し、昇格が見送られました。その後、一軍中継ぎ投手陣の不調に伴い一軍へ昇格。クイック気味の投球フォームを指導され、制球力が向上しました。7月31日にプロ初勝利を記録するなど、自己最多の21試合に登板しました。同年オフにはオーストラリア・ABLに派遣されました。
2012年、腰痛の影響で本来の投球ができなくなり、9月11日付で外野手へコンバートされました。同年オフには背番号が41から51へ変更されました。
2013年は、野手転向後間もないながら一軍春季キャンプメンバーに抜擢されました。5月20日には、左肩脱臼により戦線を離脱した坂田遼に代わって野手として初めて一軍登録。5月23日の広島戦でプロ初打席初安打を記録。5月28日のDeNA戦では、代打で勝ち越し本塁打を打ち、一軍通算3打席目でプロ初本塁打・初打点を記録しました。
2014年は開幕スタメン入りを果たし、2桁本塁打を記録。チーム内でも本塁打数は4位、盗塁数は2位の成績を残しました。
2015年、6月24日のソフトバンク戦で自身初のグランドスラムを放ちましたが、打撃不振が続き、7月には出場機会を失いました。
2017年、右翼手のレギュラーであった金子侑司が離脱した影響もあり、開幕戦に出場。オフに、背番号を9に変更しました。
2018年、7月1日の楽天戦で自身初のサヨナラ本塁打を記録。チームのリーグ優勝に貢献しました。
2019年は自己最多となる130試合に出場しました。
2020年は打率、出塁率、長打率全てにおいて前年を上回る数字を残しましたが、腰痛で登録抹消されました。
2021年は開幕スタメン入りを果たしましたが、腰痛により登録抹消。その後、新型コロナウイルス陽性反応者との濃厚接触者と判定され、再び登録抹消となりました。
日本ハム時代
2021年8月12日にトレードで日本ハムファイターズへ移籍。背番号は45。同年オフに減額制限を大幅に超える60%減で契約を更改しました。背番号も36に変更。
2022年、7月13日の楽天戦で逆転スリーラン本塁打を放ちました。
2023年、今季限りで現役引退を表明。引退試合では古巣・西武戦に4番・右翼手で先発出場し、現役最後のプレーを終えました。
現役引退後
引退試合後の10月には、西武に復帰し二軍スタッフに就任することが発表されました。2024年からは育成担当兼人財開発担当、2025年1月1日付で三軍野手コーチに就任しました。
選手としての特徴・人物
高校通算33本塁打を記録した長打力と俊足を兼ね備え、高い身体能力が持ち味。プロ入り後に投手から野手へ転向した糸井嘉男を目標に掲げ、糸井の打撃や守備を研究していました。投手時代には、同学年の田中将大らの活躍を見て焦りからイップス状態に陥ったこともあります。野手転向後は宮地克彦や嶋重宣ら、プロ入り後に野手へ転向した選手にアドバイスを求め、1日1,700スイングの猛練習を積みました。木村自身は、投手と野手の両方を経験できたことを誇りに思っています。
愛称は「キム」、「カルロス」
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