東克樹

東 克樹 (あずま かつき)

東克樹は、1995年11月29日生まれ、三重県四日市市出身のプロ野球選手です。現在は横浜DeNAベイスターズに所属しており、投手として活躍しています。彼の投球スタイルは左投左打で、特にチェンジアップに対する評価が高いです。

経歴

プロ入り前

幼少期から野球に親しみ、四日市市立三重北小学校の軟式野球チーム「三重クラブ野球少年団」でプレーを始めました。中学校では「四日市トップエースボーイズ」に所属し、野茂英雄が総監督を務める「JUNIOR ALL JAPAN」の一員としてアメリカへ遠征しました。

愛工大名電高校では春夏ともに甲子園に出場するも、エースの濱田達郎に代わって2年秋からエースの座を引き継ぎ、3年の夏に初めて甲子園のマウンドを踏みます。しかし、初戦での逆転負けを経験しました。その後、立命館大学に進学し、大学野球で大きな成績を残します。特に、京都大学との試合でのノーヒットノーランや、いくつものタイトルを獲得するなど、彼の成績は目覚ましいものでした。

大学4年時には、日本代表として日米大学野球選手権に出場し、無失点でMVPを取得、その後ユニバーシアードでも活躍しました。

DeNA時代

2017年のドラフトで横浜DeNAベイスターズから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1500万円で入団します。2018年は春季キャンプから順調に進み、オープン戦で無失点投球を続け、4月に公式戦デビューを果たします。デビュー戦では7回1失点の好投を見せつつ、プロ初勝利を含む、11勝を記録して新人王に輝きました。

しかし、その後度々のケガに悩まされ、特に左肘の故障が影を落としました。2020年にはトミー・ジョン手術を受け、リハビリに専念することとなります。その後も、2021年にようやく実戦復帰を果たしました。

2023年シーズンには復調し、開幕から先発ローテーションに名を連ね、シーズンを通して圧倒的な成績を収めました。特に4月には完封勝利を達成し、チームの先発[[投手]]としてシーズンの最多勝利や最高勝率を獲得。
また、ゴールデングラブ賞やベストナインにも選ばれ、その活躍はプロの中でも際立つものでした。

投手としての特徴

身長170cmとやや小柄ながら、彼は152km/hのストレートを投げ、様々な球種を操ります。オーバースローから腕を振り、角度のついたボールをストライクゾーンへ投げ込む能力が魅力です。投球中のフォームは、リリースポイントが高いため、打者にとっては視覚的なプレッシャーが大きいと言われています。

人物

愛称は「ハマのペンギン」や「ハマの東MAX（アズマックス）」。幼少期は巨人ファンだったが、高校時代からは野球に専念、大学時代には後輩の坂本裕哉にメンタル面でも助言を行っていました。また、卒業論文のテーマは「マウンドからの視覚的心理」に関するもので、知的好奇心の高さが伺えます。
オフシーズンには結婚し、第一子も誕生するなど、プライベートも充実させています。彼の座右の銘は「不動心」で、投手として冷静さを保つことを重視しています。

今後の活躍が期待される東克樹選手の成績やプレーには、多くのファンが注目していることでしょう。

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