東尾道駅

東尾道駅

東尾道駅（ひがしおのみちえき）は、広島県尾道市高須町に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。駅番号はJR-X17で、地域の方々の交通を支える重要な拠点となっています。

歴史

東尾道駅の建設は、地域住民の要望から始まりました。

1990年（平成2年）10月：「高須駅（仮称）設置期成同盟会」が発足し、駅設置に向けた具体的な動きが始まりました。
1992年（平成4年）1月：駅の仮称が「東尾道駅」に改称され、現在の駅名が決定しました。
1994年（平成6年）12月5日：新駅建設の起工式が行われ、工事が本格的に開始されました。
1996年（平成8年）7月21日：山陽本線の松永駅 - 尾道駅間に新設開業し、地域の交通利便性が向上しました。
2007年（平成19年）6月28日：ICOCA対応簡易型自動改札機が導入され、ICカード利用への対応が始まりました。同年9月1日には、ICカード「ICOCA」の利用が正式に開始されました。
2020年（令和2年）2月29日：みどりの窓口が営業を終了しました。同年9月には、駅ナンバリングが導入され、駅の識別が容易になりました。

駅構造

東尾道駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。駅構内には分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。鉄骨製の橋上駅舎が特徴で、南東側から見ると、線路とプラットホームが少し高い位置に設けられています。

駅にはエレベーターは設置されていませんが、ホームと外を結ぶスロープが設けられており、駅舎を通らずにホームへアクセスできます。ただし、このスロープは通常閉鎖されており、利用する際は専用のインターホンで尾道駅に連絡し、開放してもらう必要があります。また、駅は無人駅であり、ICOCA対応の自動改札機が設置されています。

のりば

利用状況

尾道市の統計データによると、東尾道駅の1日平均乗車人員は以下の通りです。

近年
統計データは毎年変動します。詳細な乗車人員については、尾道市の公式統計資料をご確認ください。

駅周辺

東尾道駅周辺は、平地の少ない尾道市において比較的平坦な地域に位置しており、住宅地や商業施設が増加しています。駅を中心に、賃貸アパート、分譲マンション、戸建て住宅などが建ち並び、新興住宅地としての性格も持っています。

南東口: 歩道と車道が整備された新興住宅地が広がっています。
北西口: 国道2号から山手にかけて民家が建ち並んでいます。

また、国道2号沿いにはロードサイド店舗が連なり、福山市松永地区まで一体的な市街地を形成しています。

駅周辺には以下の施設があります。

尾道警察署高須交番
黒崎憩いの遊歩道
東尾道駅前郵便局
高須郵便局
ふれあいホームタウン尾道
JA尾道市高須支所

バス路線

東尾道駅からは、おのみちバスの各路線が利用できます。駅開業時には、尾道市営バス（当時）と鞆鉄道も乗り入れていました。また、広島空港へのリムジンバスも運行されていました。

主なバス路線は以下の通りです。

1 市内本線西行：尾道駅前 / 高須車庫
21 市内本線西行：鳴滝登山口
8・80：尾道工業団地線：バイパス東口
80 尾道工業団地線：尾道工業団地

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陽本線

松永駅 (JR-X16) - 東尾道駅 (JR-X17) - 尾道駅 (JR-X18)

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

東尾道駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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