東臼杵郡

東臼杵郡（ひがしうすきぐん）

概要

東臼杵郡は、宮崎県に位置する郡です。2024年1[[1月1日]]時点の推計人口は24,256人、面積は1,294.09平方キロメートル、人口密度は1平方キロメートルあたり18.7人となっています。郡内には、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町の2町2村が含まれています。

郡域の変遷

1884年（明治17年）に行政区画として発足した当時の東臼杵郡は、現在の延岡市全域、日向市の大半（美々津町を除く）、門川町、美郷町の全域に相当します。この広大な地域は、歴史の中でさまざまな変遷をたどってきました。

歴史

郡発足までの沿革

明治初年、この地域は臼杵郡の一部であり、「旧高旧領取調帳」によると、3町53村が存在していました。幕府領は富高県を経て日田県の管轄となり、その後、延岡[[藩]]領、延岡県、高鍋県、美々津県と支配が変化しました。1873年には宮崎県（第一次）の管轄となり、その後鹿児島県を経て、1883年に宮崎県（第二次）に編入されました。

1879年、郡区町村編制法の施行により、行政区画としての臼杵郡が発足し、郡役所が延岡に設置されました。そして1884年、臼杵郡から延岡を含む地域が分離し、東臼杵郡が発足、郡役所は岡富村に置かれました。

郡発足以降の沿革

1889年の町村制施行により、2町16村が誕生しました。その後、町村の合併や市制施行を経て、郡の構成は大きく変化しました。

1921年、富高村が町制を施行し富高町となりました。
1930年、延岡町、岡富村、恒富村が合併し、新たな延岡町が発足。
1933年、延岡町が市制を施行し延岡市として郡から離脱。
1935年、門川村が町制を施行し門川町となる。
1937年、富高町と細島町が合併し、富島町が発足。
1949年、西臼杵[[郡]]の諸塚村と椎葉村が本郡に編入。
1951年、富島町と岩脇村が合併し日向市が発足、郡から離脱。
1972年、北川村と北浦村がそれぞれ町制を施行。
2006年には、南郷村、西郷村、北郷村が合併し美郷町が発足。その後、北方町、北浦町が延岡市に編入、東郷町が日向市に編入されました。
2007年には、北川町が延岡市に編入され、現在の2町2村の構成に至っています。

行政

郡制が施行されたのは1897年であり、1923年に郡会が廃止されるまで郡役所が存在しました。その後、1926年に郡役所が廃止され、郡は地域区分名称となりました。

著名な出身者

山形理沙子（バレーボール選手）

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 45 宮崎県』角川書店、1986年。
旧高旧領取調帳データベース

関連項目

西臼杵[[郡]]

東臼杵郡は、その豊かな自然と歴史が息づく地域であり、今後もその魅力を伝え続けていくことでしょう。

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