横浜みなとみらいホール

横浜みなとみらいホールは、神奈川県横浜市西区みなとみらい、クイーンズスクエア横浜内にある市営のコンサート[[ホール]]です。1998年5月31日に開館し、2022年10月に大規模な改修工事を経てリニューアルオープンしました。

施設概要

運営体制

館長：新井鷗子氏（2020年4月1日より）
（前館長：池辺晋一郎氏 2007年4月1日～2020年3月31日）
運営：横浜市
指定管理者：公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、東急コミュニティー、東急エージェンシー、東京舞台照明共同事業体

大ホール

収容人数：2020席
特徴：シューボックス型をベースに、アリーナ型の客席配置を取り入れた「囲み型シューボックス形式」を採用。ステージ後方にはパイプオルガンを設置。
パイプオルガン：「ルーシー」という愛称で親しまれるアメリカのフィスク社製。ストップ数62、パイプ本数4623本。

小ホール

収容人数：440席
ピアノ：スタインウェイ5台、ヤマハ1台、ベーゼンドルファー1台の計7台のコンサートグランドピアノを所有。
その他：移動式オルガン「スージー」を所有。木製で足踏み式。

その他の施設

レセプションルーム：コンサート前後のレセプションや記者会見に利用。飲食可能で、ケータリングパーティにも対応。
エントランスロビー：田村能里子氏の壁画「季の風奏」を展示。スロープには車椅子利用者向けの目線に合わせた壁画も設置。
アーティストラウンジ：出演者がくつろげる空間。ケータリング設備や楽器を置きやすいクッションシートを設置。
ホワイエ：1階から3階、6階にあり、ロビーの役割を果たす。バーラウンジではベイホテル商品を提供。
楽屋：大ホール専用に12室。指揮者用とソリスト用の楽屋にはピアノとシャワー、ソリスト用にはグランドピアノが備わっている。
銅鑼：大型帆船「日本丸」で実際に使用されていた銅鑼を展示。開演前の合図として使用していたが、現在は録音で再現。
横浜浮世絵：大ホール横に展示。海外アーティストに横浜の歴史と文化を紹介。
屋上庭園：6階ホワイエからアクセス可能。屋上コンサートも開催。喫煙スペースも設置。

コンサート

主催公演：「横浜開港祭 ザ ブラス クルーズ」「オルガン1ドルコンサート」「昼どきクラシック」など、多彩なコンサートを主催。
定期公演：神奈川フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団が定期公演を開催。
その他：近隣の学校や市民団体の定期演奏会にも利用。テレビ朝日『題名のない音楽会』の収録も行われる。
特別番組：2017年には、BS民放5局共同特別番組『ハレブタイ！ゆずとハタチでつくる“ありがとうコンサート”』の収録会場としても使用。

アクセス

横浜高速鉄道みなとみらい線 みなとみらい駅下車 徒歩3分
JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩12分

改修工事とトラブル

2021年1月から約1年10ヶ月間の大規模改修工事を実施。耐震化、長寿命化、バリアフリー対応などを実施。
改修期間中の仮事務所として「プロット48」を使用。
2022年10月21日のリニューアルオープン直前にスプリンクラーの誤作動が発生。式典と内覧会を中止。
照明室の使用を中止し、安全を確保した上で同月29日に利用を再開。
利用開始後、落下防止用金網による視界不良の苦情が殺到し、バルコニー席の金網を撤去。
スプリンクラー事故の復旧費用について、横浜市が2割、監理業者と施工業者がそれぞれ4割を負担する和解案が成立。

横浜みなとみらいホールは、国内外の著名なアーティストによるコンサートから、地域に根ざしたイベントまで、幅広い音楽文化の発信拠点として、多くの人々に親しまれています。

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