水上駅

水上駅の概要

水上駅（みなかみえき）は群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）の上越線に属する駅です。駅は上越線内で重要な役割を果たしており、水上温泉郷を抱える旧水上町の観光拠点としての役割を担っています。以前は水上機関区が存在し、特定の機関車が配属されていたため、上越線の全列車が当駅に停車する通過禁止の駅でもあります。最近では上越新幹線が開通したため、主に特急「水上」の臨時列車が東京からの直行便として運行されています。

駅の歴史

1928年の開業以降、多くの歴史的変遷を経てきました。開駅当初は鉄道省の管轄下にあり、1931年に水上機関庫が設立されました。その後、駅舎の火災や新しい駅舎の建設などが続き、1987年には国鉄分割民営化の影響でJR東日本の駅となりました。また、駅の構内では過去に駅弁が販売されていましたが、2002年にそのサービスは終了しました。

駅の構造

水上駅は地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有しています。ホームは曲線上に設計されており、駅舎との連絡は跨線橋で行われます。駅舎はコンクリート製の2階建てで、待合室がありますが、夜間は閉鎖されています。現在、自動券売機や指定席券売機が設置されており、便利に利用できるようになっています。

利用状況と周辺施設

2023年度の平均乗車人員は254人で、過去のデータと比較するとその数は安定しています。駅周辺は水上温泉郷へのアクセス口として機能していて、観光案内所や土産物店が整然と並んでいます。特に温泉街への徒歩でのアクセスは簡単で、10分程の距離です。

バス路線

水上駅からは複数のバス路線が運行されており、上越新幹線の上毛高原駅や谷川岳ロープウェイ駅、周辺スキー場などへスムーズにアクセスできます。これにより、観光客は公共交通機関を利用して簡単に地域を訪れることができます。

まとめ

水上駅は群馬県の観光地への玄関口として、交通の要所となるとともに、地域の経済や観光促進に大きく寄与しています。訪れる人々にとって、温泉や自然を楽しむための重要なハブであり、多くの人々に利用され続けています。

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