湘南鎌倉総合病院

湘南鎌倉総合病院

湘南鎌倉総合病院（SKGH）は、神奈川県鎌倉市に位置する私立の総合病院です。「生命だけは平等だ」という理念を掲げる徳洲会グループの一員として、地域医療と先端医療の提供に尽力しています。年間約2万2000件という全国トップクラスの救急搬送患者受け入れ数を誇り、日本有数の高度急性期病院として知られています。

概要

1988年、地域住民の熱意と署名活動を背景に開設された湘南鎌倉総合病院は、開設当初から地域の中核病院としての役割を担ってきました。厚生労働省から臨床研修指定病院、外国医師臨床修練指定病院としての指定も受けており、医療従事者の育成にも力を入れています。

2012年には、医療施設認定合同機構国際認定（JCI）を取得し、国際的な医療水準を満たしていることが認められました。また、英語・中国語・韓国語・フランス語など多言語に対応可能な医療体制を整備し、国際医療支援室では外国語での受診をサポートしています。2013年には、一般財団法人日本医療教育財団による外国人患者受入れに関する認証（JMIP）を日本で初めて取得しました。

神奈川県の地域中核病院として、災害協力病院、DMAT-L指定病院、がん診療連携指定病院などの指定を受けており、災害医療やがん医療においても重要な役割を果たしています。2019年には、神奈川県、鎌倉市、藤沢市、武田薬品工業と連携協定を締結し、地域住民の健康寿命延伸やヘルスケア分野の産業創出に向けた臨床研究、橋渡し研究にも取り組んでいます。

施設概要

敷地面積：16,828.94m2
構造：鉄筋コンクリート造 地下1階、地上15階、免震構造
入院基本料：7対1
設備：救命救急センター、集中治療室（ICU）、無菌個室、国際医療支援室、ヘリポート

医療機関としての指定

ホスピレート認定 第13号
基幹型臨床研修病院
外国医師臨床修練指定病院
JCI認証取得
JMIP認証取得病院
救命救急センター指定病院
神奈川県災害協力病院
神奈川県DMAT-L指定病院
地域がん診療連携拠点病院
災害拠点病院

附属臨床研究センター

院内には附属臨床研究センターが設置されており、医師主導の臨床研究や、臨床応用を目的とした橋渡し研究が活発に行われています。2013年4月1日に開設され、横浜市立大学大学院医学研究科放射線医学教室との連携大学院協定により、大学院生としての学習・研究活動も可能です。

交通アクセス

JR各線・湘南モノレール大船駅下車、バス利用または徒歩
JR東海道本線・小田急江ノ島線藤沢駅から江ノ電バス利用

沿革

1988年：湘南鎌倉病院として開院
1994年：湘南鎌倉総合病院に改名
1996年：日本初のバチスタ手術を実施
2010年：鎌倉市岡本へ移転
2013年：救命救急センターに指定
2015年：附属臨床研究センターが文部科学省より科学研究費補助金取扱研究機関に指定

著名な関係人物

徳田虎雄：徳洲会創業者
須磨久善：心臓外科医、日本初のバチスタ手術執刀
* 阿部知子：衆議院議員、非常勤勤務医

湘南鎌倉総合病院は、地域住民の健康を支えるとともに、高度な医療技術の開発と提供を通じて、医療の発展に貢献しています。

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