湯島駅

湯島駅について

湯島駅（ゆしまえき）は、東京都文京区湯島三丁目に位置する、東京メトロ千代田線の駅です。この駅は、文京区の最東端にあり、東京メトロの駅番号はC 13です。

歴史

湯島駅の設置が正式に決定されたのは1964年のことで、この時の仮称は「天神下」でした。そして、1969年12月20日に正式に開業しました。以降、2004年に帝都高速度交通営団が民営化され、東京メトロがその運営を引き継ぎました。この駅は、現在も多くの利用者に愛されており、2007年にはICカード「PASMO」の利用が可能となりました。さらに2018年には、発車メロディが導入され、より一層利用者に親しみを持たれる駅となりました。

駅の構造

湯島駅は、島式ホームを有する地下駅で、1面2線の構造を持っています。根津寄りの改札口と新御茶ノ水寄りの改札口をつなぐエスカレーターが設置されており、バリアフリーにも配慮されています。また、出入口の一部にはエレベーターも設置されていて、便利に利用できるようになっています。特に、駅の設計時には将来的な交通面での利便性が考慮されており、都営地下鉄大江戸線との接続が期待されていましたが、これは実現には至っていません。

のりば

駅は2線を有し、両線からの入線が可能な留置線があります。この留置線により、前日から回送された編成が夜間に留置され、翌朝の始発電車として運行されることがあります。また、ダイヤが乱れた際には、当駅折り返しで運転されることもあります。

千代田線の特急ロマンスカーに関しては、当駅が始発駅となる予定があったものの、最終的には北千住駅や大手町駅が始発、終着駅として指定されました。しかし、平日夜には特定の列車が当駅に停車することがあります。

発車メロディ

湯島駅では、2018年からスイッチ制作の発車メロディが使用されています。1番線では「古今」、2番線では「緑のスキップ」という曲が流れ、これらは福嶋尚哉が作曲を手がけています。

利用状況

2024年度の予測によると、湯島駅の1日平均乗降人員は約37,913人で、東京メトロの130駅中98位に位置しています。近年の利用者数は安定して推移しており、地域の交通アクセスポイントとして重要な役割を果たしています。

駅周辺の施設

湯島駅の周辺には様々な文化施設や公共団体があります。文京区総合体育館や東京大学医学部附属病院、湯島天満宮など、訪れる人々にとって魅力的なスポットが点在しています。また、上野恩賜公園や旧岩崎邸庭園といった自然あふれる環境も nearby にあり、地元住民や観光客に人気があります。

バス路線も整備されており、都営バスや文京区のコミュニティバスが利用可能です。これにより、駅へのアクセスもより便利になっています。

これらの特徴から、湯島駅は多くの人々にとって重要な交通の要所でありながら、文化や歴史とも深くつながっている駅と言えるでしょう。

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