潮見駅

潮見駅の概要

潮見駅（しおみえき）は東京都江東区潮見二丁目に位置し、東日本旅客鉄道（JR東日本）の京葉線の駅です。駅番号はJE 04で、京葉線のほかに西船橋駅から接続する武蔵野線の列車も停車します。

歴史背景

おおよそ1980年代後半、京葉線の新木場から東京間の建設計画が進められた際、潮見駅の設置は当初考慮されていませんでした。しかし、1990年3月10日に駅が開業し、その後用地開発などが進む中で地域の発展に寄与しています。2001年にはICカード「Suica」が導入され、利便性が向上しました。さらに、2007年には発車メロディが導入され、公共空間の演出も図られています。2013年に武蔵野線の直通列車が停車を始め、2014年にはみどりの窓口が営業終了し、業務が委託化されました。

駅の構造

潮見駅は高架の島式ホームを持ち、1面2線の構成となっています。駅舎は高架下に設置されており、JR東日本ステーションサービスが管理を行っています。駅には自動券売機、多機能券売機、指定席券売機、自動改札機、自動精算機が設置されており、利用者に便利なサービスが提供されています。また、開業当初から屋根が不十分だったホームは、2016年からの延伸工事を経て2017年に全体が屋根で覆われるようになり、悪天候時でも安心して利用できるようになりました。

上り線は東京方面に進むと越中島駅の手前から地下に入りますが、当駅は千葉支社の管内にありつつも、その地下区間は首都圏本部の管轄になります。このように、潮見駅は東京都区内に位置し、特定都区市内制度のもと重視されています。

利用状況と周辺環境

2023年度のデータによると、潮見駅の1日平均乗車人員は14,834人に達しており、これは駅の設置後最も利用者が多い数字です。周囲には多数のマンションが建設され、居住者の増加により乗車人員は徐々に増加傾向にあります。一方で、内田洋行の移転に影響を受けた時期もありましたが、企業の新たな開発が進むにつれ再び利用者数が上昇しています。2023年度には京葉線の快速通過駅の中でも、葛西臨海公園駅を抜いて最も利用客数が多い駅となっていることから、駅周辺の発展が利用者数に大きく貢献していることがわかります。

バス路線

潮見駅の西口には「潮見駅前」停留所が設けられ、東京都交通局によって運行される路線バスが発着しています。特に、平日のみ運行される東陽町駅前行の都営バスや江東区のコミュニティバス「しおかぜ」が利用可能です。しかし、停留所の本数は少ないため、運行が停止した場合には、近隣のバス停を案内されることがあります。

まとめ

潮見駅は、京葉線及び武蔵野線の利用者にとって快適で便利な交通拠点であり、その周辺環境の発展と共に、今後もさらなる利用者の増加が期待されています。地域の交通利便性を向上させるために必要な取り組みと併せて、今後の発展が見込まれています。

もう一度検索