矢作橋駅

矢作橋駅の概要

矢作橋駅（やはぎばしえき）は、愛知県岡崎市矢作町馬乗に位置する名古屋鉄道名古屋本線の駅です。駅番号はNH15であり、準急と普通列車はすべて停車します。さらに、平日の朝には一部の急行も停車するため、通勤や移動に便利です。

歴史的な背景

この駅の歴史は1923年（大正12年）6月1日に遡ります。当初は愛知電気鉄道により開業され、その後1935年（昭和10年）に名岐鉄道と合併し名古屋鉄道となりました。1972年には東洋レーヨン専用線が廃止され、駅としての貨物営業も終了しました。

1992年には駅舎の改築が始まり、鉄骨平屋建ての新しい駅舎が完成しました。また、駅前にはロータリーも整備され、交通の便が向上しました。最近では、2023年に無人化が実施され、窓口営業が終了しました。

駅の構造と設備

矢作橋駅は、8両編成に対応した島式および相対式2面3線の地上駅で、留置線やバラスト搬入線が併設されています。無人駅として運営されていますが、東岡崎駅が管理駅となり駅集中管理システムが導入されています。駅の改札口は北口と南口の2箇所あり、新しい南口はJR西岡崎駅の開業とともに設置されました。

駅内部には自動券売機や自動改札機が設置されており、特急の停車があるためミューチケットの購入も可能です。発車標はLED式で、次の列車の情報が見やすく表示される仕様となっています。

利用状況と乗降人員

矢作橋駅は、近年ますます多くの利用者に愛されています。2013年度のデータによると、1日あたりの平均乗降人員は6,508人で、名鉄全駅中60位、名古屋本線では22位に位置しています。過去のデータでは1992年度の1日平均乗降人員は5,263人であり、着実に増加しています。

駅周辺の環境

駅の周辺には東レ岡崎工場や愛知学泉大学岡崎キャンパス、岡崎城西高校、さらには地域交流センターやこども園など、教育機関や公共施設が点在しています。また、矢作橋という地名もあり、駅から約1km東に位置する橋が駅名の由来となっています。交通アクセスが良好なため、多くの人々が日常的に利用しています。

結論

矢作橋駅は、愛知県岡崎市において重要な交通の拠点となっており、その歴史や構造、周辺環境ともに地域に根ざした存在であり続けています。今後もさらなる発展が期待される駅です。

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