芦ノ牧温泉駅

芦ノ牧温泉駅：猫駅長と温泉が出迎える癒やしの駅

芦ノ牧温泉駅は、福島県会津若松市大戸町に位置する会津鉄道会津線の駅です。その名の通り、近隣の芦ノ牧温泉へのアクセス拠点となっており、多くの観光客が利用します。相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、木造駅舎が旅情を誘います。

歴史

当駅は1927年（昭和2年）に国有鉄道会津線の上三寄駅として開業しました。その後、1987年（昭和62年）に会津鉄道へ転換し、芦ノ牧温泉駅と改称されました。2008年（平成20年）には、猫の「ばす」が名誉駅長に就任し、全国的な注目を集めました。

猫駅長

2008年4月24日、地域猫の「ばす」が名誉駅長に就任。その愛らしい姿は多くの人々を魅了し、駅は観光スポットとなりました。「ばす」の死後も、「らぶ」「さくら」と猫の名誉駅長の歴史は引き継がれています。

初代名誉駅長「ばす」

2000年頃から駅に住み着いていた「ばす」は、地域住民や駅員に愛され、2008年に名誉駅長に就任しました。グッズ販売やトロッコ車両への装飾など、駅の活性化に大きく貢献しました。2016年4月22日に老衰のため永眠。

二代目名誉駅長「らぶ」

「ばす」の後継として、2015年1[[2月24日]]に2代目名誉駅長に就任しました。2022年10月5日に慢性腎臓病のため永眠。

三代目名誉駅長「さくら」

2023年11月5日にアテンダントから名誉駅長に就任。

駅の構造

駅舎は下りホーム側にあり、上下ホームは構内踏切で結ばれています。駅名標には「天下御免ジパング国会津芦ノ牧藩」と記されています。かつて国鉄で活躍したトロッコ列車「AT-301」が静態保存されており、鉄道ファンにも人気です。

Cafe ばす

駅舎内には売店「Cafe ばす」があり、会津鉄道グッズや猫駅長グッズ、地元産品などが販売されています。カフェでは、猫駅長にちなんだ名前のドリンクが楽しめます。

漫画作品への出演

「ばす」駅長の活動は、猫マンガ雑誌や「新新宿駅企画課 あるぷすひろば」といった漫画作品にも取り上げられました。

利用状況

2016年度の1日平均乗車人員は99人です。

駅周辺

駅周辺には、会津若松市役所大戸市民センターや上三寄郵便局、会津ラーメンの店などがあります。駅名の由来となった芦ノ牧温泉へは、路線バスまたは旅館の送迎バスを利用します。

隣の駅

会津鉄道
会津線
快速「リレー号」：西若松駅 ← 芦ノ牧温泉駅 ← 湯野上温泉駅
快速「AIZUマウントエクスプレス」・快速・普通：「リレー号」：あまや駅 - 芦ノ牧温泉駅 - 大川ダム公園駅

芦ノ牧温泉駅は、猫駅長だけでなく、温泉や自然、人々の温かさに触れられる魅力的な駅です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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