菊間駅

菊間駅について

菊間駅は、愛媛県今治市菊間町浜に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY45で、地域の人々にとって重要な交通拠点となっています。

歴史

菊間駅は、過去には一部の急行列車が停車する駅でした。1988年4月のダイヤ改正時には、下りの「うわじま」1号と「いよ」3号が停車していましたが、上り列車はすべて通過していました。この駅は、歴史の中で様々な役割を果たしてきました。

年表

1925年（大正14年）6月21日：鉄道省により開設されました。
1950年（昭和25年）3月18日：昭和天皇のお召し列車が5分間停車し、駅前では奉迎が行われました。この出来事は、昭和天皇の戦後巡幸の一環でした。
1971年（昭和46年）11月8日：貨物の取り扱いが廃止されました。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物の取り扱いも廃止され、駅員が配置されない無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR四国の駅となりました。
1988年（昭和63年）3月：駅員が再び配置され、有人駅となりました。
1990年（平成2年）11月21日：土日祝日の駅員配置が取りやめになりました。
2010年（平成22年）10月1日：再度、無人駅となりました。

駅構造

駅は地上駅で、相対式ホーム2面2線を備えています。1番線は上下副本線、2番線は上下本線として使用されており、今治駅方面の制限速度は85km/h、松山駅方面の制限速度は100km/hです。ホーム間は跨線橋で結ばれています。駅舎は1番線側にあり、2番線側には駅南に通じる階段があります。2番線には待合室が設けられています。

のりば

特急などの通過列車は、基本的に2番線を通過しますが、停車する列車は上下線ともに駅舎側の1番線を優先的に使用します。

駅周辺

駅周辺には、以下のような施設や観光スポットがあります。

瓦のふるさと公園：旧菊間町は四国瓦の発祥の地であり、そのアピールとして1997年に駅のすぐ南に整備されました。公園内には「瓦の町」の文字が刻まれた時計台があり、夜間はライトアップされます。これは菊間のシンボルとなっています。
かわら館：瓦のふるさと公園内にあり、瓦制作を体験できる施設です。駅から徒歩3分の場所に位置しています。
歌仙の滝：自然豊かな滝で、訪れる人々に癒しを与えます。
今治市役所菊間支所：地域行政の中心となる施設です。
国道196号：主要な道路で、交通アクセスを支えています。
愛媛県道168号菊間停車場線：駅と主要道路を結ぶ県道です。
太陽石油四国事業所:地域の経済を支える事業所です。
今治市立菊間小学校：地域の子どもたちが通う小学校です。
今治市立菊間中学校：地域の中学生が学ぶ中学校です。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）予讃線

伊予亀岡駅 (Y44) - 菊間駅 (Y45) - 浅海駅 (Y46)

外部リンク

* 菊間駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

菊間駅は、その歴史と地域文化を反映した、魅力的な駅です。瓦のふるさと公園やかわら館など、周辺の観光スポットも訪れる価値があります。

もう一度検索