西山口駅の概要
西山口駅(にしやまぐちえき)は、
和歌山県紀の川市貴志川町長山に存在する
和歌山電鐵貴志川線の駅で、駅番号は12です。この駅は長山団地へのアクセスの玄関口として機能しており、地域住民に欠かせない交通機関の一部となっています。
駅の歴史
西山口駅は、
1933年8月18日に開業しました。当初は和歌山鉄道によって伊太祁曽駅から
貴志駅までの延伸に伴い設立されました。その後、
1957年には和歌山電気軌道との合併により、その路線の駅となります。
1961年には
南海電気鉄道との合併が行われ、現在の貴志川線の駅として続いています。
1996年には駅舎が撤去され、
2006年に
和歌山電鐵に移管されています。
駅の構造
西山口駅は単式ホームを持つ1面1線の
地上駅です。駅舎は撤去されたため、利用者が使用できるのは北側に設けられたホームとその上に設置された上屋のみとなっています。ホームと外界との接続は、和歌山側の端にある数段の階段によって行われます。また、
無人駅であるため
自動券売機や
自動改札機は設置されておらず、
スルッとKANSAI対応のカードも使用できません。
利用状況
2020年度のデータによると、1日あたりの平均乗降客数は198人です。このデータは地域の交通の実態を反映しており、特にラッシュ時には長山団地から和歌山方面へ向かう通勤通学者が多く利用しています。時期によって利用者数は変動するため、地域の交通状況に影響を与えると考えられます。
駅周辺の環境
西山口駅の周辺には長山団地が広がっており、駅はその玄関口となっています。駅から県道13号線を挟んで長山団地に直接アクセスできるため、地域住民にとって便利な位置にあります。
大池遊園駅から西山口駅に至る距離はわずか800メートルであり、貴志行きの列車はこの駅を出た後、県道と並行して走行します。
駅名の「西山口」は、北に位置する西山集落への入り口を意味しており、当駅から集落までの道が通っています。西山は約150世帯の住民がいる集落ですが、現代では当駅が主に長山団地へのアクセス駅としての役割を果たしています。
周辺施設
駅の近くには以下のような施設があります:
- - 貴志川長山団地
- - 長山郵便局
- - 鳩羽山
- - 和歌山県道13号和歌山橋本線
- - 紀の川市の地域巡回バス「西山口駅前」停留所(西貴志コース)
- - 紀の川コミュニティバス「西山口」停留所
隣接する駅
このように、西山口駅は地域の交通を支える重要な役割を担っており、近隣住民の生活に欠かせない存在となっています。