西岩部屋

西岩部屋の概要

西岩部屋（にしいわべや）は、日本[[相撲協会]]に所属し、二所ノ関一門に属する相撲部屋です。東京都台東区寿に位置し、地域の相撲界において独自の存在感を発揮しています。最寄り駅は東京メトロ銀座線の田原町駅で、徒歩5分ほどの距離にあります。また、都営大江戸線の蔵前駅からも徒歩5分の便利な立地です。

沿革

この部屋の歴史は、元関脇・若の里が年寄名跡12代西岩を襲名したことに始まります。彼は2015年7月に現役を引退し、田子ノ浦部屋で後進の育成に務めていましたが、2018年2月1日に内弟子2人を連れて田子ノ浦部屋から独立しました。大阪宿舎の看板は住吉大社の高井道弘宮司が揮毫し、部屋の看板は12代西岩本人によって作成されています。

独立後、西岩部屋は力士たちの生活や成績について多角的な視点から情報を発信しています。2019年3月までは所属力士が自ら管理するSNSアカウントを運用していましたが、部屋内での見直しを経て、2019年5月以降はSNS利用は主に閲覧のみとすることが決定されました。この対応は、番付と共に判断力を育成するためのものであり、力士が自らSNSで発信することは原則として関取になってから許可されています。

情報発信の形式としては、場所ごとに発行される部屋の新聞や、公式ウェブサイト・ブログを介して行われています。特に公式サイトやブログでは、部屋の活動や力士たちの日常が詳細に報告されています。

2021年4月には、閉鎖された峰崎部屋から行司や呼出、床山を含む計4名を引き取ることとなり、新たな人員を迎え入れることで部屋の運営をさらに強化しました。

師匠の背景

現在の師匠である12代西岩忍（にしいわ しのぶ）は、かつて関脇として活躍した若の里（青森出身）です。元々の年寄名跡「西岩」は、大坂相撲の名跡であり、古くは「西岩友」として知られていました。東西合併によって一度廃家となりましたが、昭和18年に復活しました。ここから、昭和22年に引退した若枩部屋の元幕内鯱ノ里一郎が名跡を襲名し、部屋付きの親方として活動を開始しました。

その後、昭和29年に若枩部屋を西岩部屋に改称し、部屋名の継承が行われました。しかし、昭和31年には先代が亡くなり、若松名跡を襲名し、部屋名も若松部屋に変更されました。この若松部屋は2002年まで存続し、以降は現・高砂部屋へと移行していくことになります。

まとめ

西岩部屋はその独自の文化と運営方針によって、多くのファンから支持されています。部屋の情報発信は積極的で、力士たちの活躍を支える取り組みも進められています。部屋の今後の成長や、新たな力士の誕生が期待されることでしょう。

もう一度検索