西枇杷島駅

西枇杷島駅の概要

西枇杷島駅（にしびわじまえき）は、愛知県清須市西枇杷島町に波みを持つ名古屋鉄道名古屋本線に属する駅です。駅番号はNH39とされ、地元住民や訪問者に利用されています。

歴史

西枇杷島駅は1914年に開業しましたが、初めの頃は現在の位置から少し須ヶ口駅寄りに駅舎が設置されていました。戦後、駅舎は現在の場所に移設され、当初は列車待避設備を持つ準急の標準停車駅でした。しかし、1987年には隣の二ツ杁駅が準急の停車駅となり、西枇杷島駅は普通列車のみの停車駅に降格されました。この時期、待避線の利用はほとんど無くなり、2019年には待避線が完全に撤去されました。

年表

• - 1914年: 開業
• - 1944年: 戦争の影響で旅客営業が一時休止
• - 1949年: 旅客営業再開、待避線設置
• - 1970年: 準急の停車駅に昇格
• - 1987年: 隣の二ツ杁駅が準急停車駅となり、降格
• - 2011年: ICカード「manaca」の利用開始
• - 2019年: 駅改良工事開始、待避線撤去
• - 2021年: 新駅舎供用開始

このように、西枇杷島駅は長い年月をかけて多くの変遷を経てきました。

駅構造

現在の西枇杷島駅は無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。地上駅であり、4両編成の列車に対応していますが、6両編成が停車する際には後ろ2両がドアカットされます。駅は安全運行上重要な役割を果たしており、特に枇杷島分岐点が近くにあります。

アプローチは新しい駅舎を通じて、相対式の2面2線仕様に改良され、2021年に新駅舎が供用開始されました。この新駅舎には自動券売機や自動精算機が設置され、利用者の利便性を向上させています。

ダイヤと利用状況

西枇杷島駅のダイヤは1980年代には準急列車が多く停車していましたが、1987年以降は停車本数が減り、現在では昼間は普通列車が上下それぞれ毎時2本しか停車していません。2020年度には一日平均493人がこの駅を利用しており、周辺の駅と比較すると利用者は少ない傾向にあります。

周辺環境

西枇杷島駅の西側にはJR東海道本線と東海道新幹線のガードがあるほか、周辺には清須市立西枇杷島小学校やいくつかの企業が立地しています。また、隣接する二ツ杁駅にアクセスすることもでき、公共交通の利用が便利なエリアです。

結論

西枇杷島駅は豊かな歴史を持ち、地域の交通手段として重要な役割を果たしています。新駅舎の導入により利便性も向上しましたが、少人数の利用者が停滞している現状も見られます。今後、この駅がどのように発展していくのか注目していきたいところです。

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