谷町六丁目駅

谷町六丁目駅：歴史と文化が交差する大阪の地下街

大阪市中央区谷町六丁目に位置する谷町六丁目駅は、Osaka Metro[[谷町線]]と長堀鶴見緑地線の2路線が乗り入れる乗換駅です。谷町線の駅番号はT24、長堀鶴見緑地線はN18となっています。

開業から現在まで

谷町六丁目駅の歴史は、1968年12月17日に谷町線の延伸開業と共に始まりました。その後、1996年12月11日には長堀鶴見緑地線の開通により、乗換駅としての役割を担うようになり、利用客数は増加しました。バリアフリー化も進められ、2010年には長堀鶴見緑地線ホームに可動式ホーム柵が設置され、2011年には両路線を繋ぐエレベーターとエスカレーターが完成しました。2018年には大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅となりました。

駅構造とデザイン

谷町線と長堀鶴見緑地線はどちらも地下駅で、島式ホーム1面2線の構造となっています。両路線のホームは連絡通路で繋がれており、改札口は3ヶ所あります。長堀鶴見緑地線の各駅にはデザインテーマが設定されており、谷町六丁目駅は周辺に多くの寺社仏閣があることから「寺と神社」をテーマとしています。ホームのデザインは石畳や和風建築をモチーフにしており、コンコースには神社仏閣を表現した壁画が飾られています。

利用状況と周辺環境

2023年11月7日時点での1日あたりの乗降人員は約30,000人を数えます。長堀通以南の空堀界隈は戦災を免れ、歴史的な町並みが残されています。一方、谷町筋と長堀通沿いには高層マンションやオフィスビルが建ち並び、落ち着いた雰囲気と近代的な開発が共存する地域となっています。隣接する玉造駅や谷町四丁目駅と比べると、人の往来は少ないため、中央区内でも比較的静かなエリアと言えるでしょう。

谷町6交差点：歴史と交通の要衝

駅周辺の谷町6交差点は、長堀通（国道308号）と谷町筋（大阪府道30号大阪和泉泉南線）が交わる重要な交差点です。交差点の地下には地下鉄谷町線と長堀鶴見緑地線が走り、1999年には谷町筋にアンダーパスが設置されました。このアンダーパスは、交通量の増加に対応するために建設されたもので、地下鉄の建設とは別に計画されたものです。この交差点にはかつて大阪市電が走っており、谷町六丁目電停が存在していましたが、1944年に廃止されました。

周辺施設

谷町六丁目駅周辺には、歴史的建造物や公園、文化施設、企業などが数多くあります。空堀桃谷公園、桃園公園、銅座公園などの緑地、榎大明神や直木三十五文学碑などの史跡、円珠庵や近松門左衛門墓所などの歴史的建造物も点在しています。また、大阪府社会福祉会館、大阪古書会館、直木三十五記念館、大槻能楽堂などの公共・文化施設に加え、マンダム、エスエスケイ、ひかりのくにといった企業の本社もこの地域に立地しています。空堀商店街、ライフ、阪急オアシスなどの商業施設も充実しています。

アクセス

谷町六丁目駅は、谷町線で谷町四丁目駅、谷町九丁目駅、長堀鶴見緑地線で松屋町駅、玉造駅と繋がっています。駅周辺には大阪シティバスも運行しており、様々な方面へのアクセスが可能です。

まとめ

谷町六丁目駅は、歴史と文化、そして現代的な開発が融合した魅力的なエリアの中心に位置する駅です。静かな住宅街と活気ある商業エリアが隣接し、Osaka Metroの2路線が乗り入れる利便性も高く、大阪の生活の様々なシーンを支える重要な拠点となっています。

もう一度検索