豊沼駅

豊沼駅（とよぬまえき）

豊沼駅は、北海道砂川市東3条南19丁目にある北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はA19、電報略号はトヌ。かつては貨物輸送も担っていましたが、現在は無人駅として地域の足となっています。

歴史

豊沼駅は、信号所として開設された後、駅へと発展しました。以下にその主な歴史をまとめます。

1922年（大正11年）3月20日：豊沼信号所として開設。
1926年（大正15年）12月2日：奈井江-砂川間複線化に伴い豊沼信号場（初代）廃止。
1942年（昭和17年）2月10日：東洋高圧工業専用線敷設に伴い、現在地に豊沼信号場（2代）開設。貨物取扱い開始。
1947年（昭和22年）2月20日：一般駅に変更、豊沼駅開業。
1964年（昭和39年）8月13日：駅舎改築（集中豪雨による浸水被害のため高床式となる）。
1986年（昭和61年）11月1日：駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となる。
1990年（平成2年）4月1日：貨物取扱い終了。
1993年（平成5年）6月：無人駅化。
2022年（令和4年）12月15日：駅構内で除雪作業中の事故発生。
2024年（令和6年）3月16日：ICカード「Kitaca」利用開始。

駅名の由来

駅名は、付近の石狩川沿いに点在する沼にちなみ、「豊かな所になるように」との願いを込めて名付けられたとされています。

駅構造

2面2線の相対式ホームを持つ地上駅です。かつては島式・単式ホームでしたが、線路が撤去され現在の形となりました。岩見沢-滝川間の各駅の中で唯一、駅舎が国道に向いていません。砂川駅管理の無人駅で、駅舎内には乗車駅証明書発行機が設置されています。ホーム間は跨線橋で結ばれていますが、屋根はありません。水害対策として駅舎が高床式になっていますが、ホームとは同一平面上にあります。

のりば

相対式ホームで、以下の通りです。

路線	方向	行先
---	--	----
■函館本線	上り	滝川方面
	下り	旭川、札幌方面

利用状況

2006年度の1日平均乗車人数は31人でした。
2012年度の1日平均乗車人数は22人でした。

駅周辺

駅周辺には、豊沼の集落があります。

国道12号
北海道電力砂川発電所
北海道三井化学本社
北海道三井化学工業団地・物流団地
北海道サンアグロ砂川工場（旧・三井東圧肥料砂川工場）
王子コーンスターチ北海道工場
砂川市立豊沼小学校
道央自動車道奈井江砂川インターチェンジ
北海道中央バス「東圧正門前」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

奈井江駅 (A18) - 豊沼駅 (A19) - 砂川駅 (A20)

参考資料

北海道鉄道百年史 上・中・下巻 日本国有鉄道北海道総局 昭和51-56年発行
私たちの砂川市史 上・下巻 砂川市役所編 平成3年3月発行

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

豊沼｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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