越前下山駅

越前下山駅：九頭竜川沿いの秘境駅

越前下山駅は、福井県大野市山深い地域に位置する、JR西日本越美北線（九頭竜線）の駅です。周囲は自然豊かな環境に恵まれ、九頭竜川が流れ、のどかな風景が広がっています。駅舎は簡素なつくりで、無人駅であるため、自動券売機などの設備はありません。

歴史

越前下山駅が開業したのは1972年。越美北線の勝原駅から九頭竜湖駅間が延伸された際に開業しました。開業当初から旅客営業のみで、簡素なホームと待合室のみを備えていました。1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。2004年には、豪雨の影響で越美北線が全線運休する事態に見舞われましたが、越前大野駅～九頭竜湖駅間はその後運行を再開しています。

駅構造

越前下山駅は、九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅です。ホームは周辺道路よりも高台に位置しているため、駅へは坂道を上る必要があります。また、九頭竜湖駅寄りは上り勾配になっているため、積雪時には九頭竜湖行きの列車が通過する場合があります。しかし、福井行きの列車は当駅に停車し、折り返し列車への乗車を認めています。

利用状況

越前下山駅は利用客の少ない駅ですが、地元住民や観光客にとって重要な交通手段となっています。特に、近隣の九頭竜温泉を利用する観光客にとって利便性が高いです。

駅周辺

駅周辺には、九頭竜川が流れ、自然豊かな景観が広がっています。また、九頭竜温泉「平成の湯」があり、無料バスが列車の到着時刻に合わせて駅まで迎えに来てくれるサービスが提供されています。この無料バスサービスは、観光客にとって大変ありがたいサービスと言えるでしょう。駅へのアクセスには、国道158号や中部縦貫自動車道の下山ICも利用可能です。

隣の駅

まとめ

越前下山駅は、自然豊かな環境に囲まれた静かな駅です。無人駅でありながら、地元住民や観光客にとって重要な役割を果たしています。豪雨や積雪による運休などの影響を受けやすいものの、無料バスの運行など、利用客への配慮もみられます。九頭竜川や九頭竜温泉を訪れる際は、ぜひ越前下山駅を利用してみてください。秘境駅ならではの静けさと、自然の美しさに触れることができるでしょう。

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