近江中庄駅

近江中庄駅：湖西線の魅力的な無人駅

滋賀県高島市マキノ町中庄に位置する近江中庄駅は、西日本旅客鉄道（JR西日本）湖西線沿線にある駅です。1974年の湖西線全線開通と同時に開業し、当初は無人駅としてスタートしました。駅番号はJR-B13。

歴史を刻む駅

近江中庄駅は、1974年7月20日、山科駅から近江塩津駅間が全線開通した際に開業しました。開業当初から旅客のみを取り扱う無人駅でしたが、その後、時代の変化とともに利便性向上のための改良が重ねられてきました。

1996年には、新快速が停車駅に加わりましたが、当初は1往復のみでした。さらに1997年には、夕方の快速列車も停車するようになり、利用者の利便性が向上しました。2006年にはICOCAが利用可能となり、新快速の増発も行われました。2009年には駅全体が終日禁煙化され、2018年には駅ナンバリングが導入されています。

駅の構造と特徴

近江中庄駅は、相対式ホーム2面2線を持つ高架駅です。ホームは8両編成に対応できる広さとなっており、多くの乗客に対応可能です。分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。

近江中庄駅は、湖西線内では唯一の完全無人駅という特徴があります（堅田駅管理）。ICOCAなどのICカードを使用する際には、高架下通路に設置されたカードリーダーを利用します。また、2006年10月にICOCAエリアとなった北小松駅～永原駅間では、近江中庄駅だけがチャージ機と券売機が設置されていないという特徴があります。

アクセスと周辺環境

駅周辺は、百瀬川が形成した扇状地が広がる自然豊かな環境です。駅西側には国道161号湖北バイパス（一部区間は国道303号と重複）や滋賀県道335号今津マキノ線が通り、駅東側には滋賀県道54号海津今津線が通っています。駅東へ進むと琵琶湖に到達します。

駅周辺には、マキノ病院などの医療機関や、琵琶湖、水泳場などのレクリエーション施設があります。また、赤坂山や箱館山などの山々も近隣に位置しています。百瀬川（かつて天井川であった）や貫川内湖も駅の近くにあります。

駅周辺には、高島ブルーベリーファームや地元企業の工場などが点在しており、地域社会と密着した駅となっています。

駅の利用状況と交通手段

近江中庄駅の1日平均乗車人員は、滋賀県統計書を参照してください。（具体的な数値は公開情報に基づいて記述します）

駅前にあるロータリーには、「近江中庄駅」停留所があり、高島市コミュニティバスが発着します。バス路線は複数の事業者に委託されています。

隣の駅

まとめ

近江中庄駅は、自然豊かな環境に恵まれた無人駅でありながら、新快速も停車する利便性の高い駅です。周辺には観光スポットや生活施設が充実しており、地域社会に貢献しています。湖西線を利用する際には、ぜひ近江中庄駅にも立ち寄ってみてください。

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