野々市工大前駅

野々市工大前駅は、石川県野々市市本町二丁目に位置する北陸鉄道石川線の駅です。駅番号はI06です。

歴史

この駅の歴史は、1915年（大正4年）に石川電気鉄道（後の石川鉄道）が新野々市駅（現在の新西金沢駅）から鶴来駅までを開業させた際に、上野々市駅（初代、2代目は現在の野々市駅）を開設したことに始まります。しかし、この初代の上野々市駅は1920年（大正9年）に廃止されました。

現在の野々市工大前駅は、1931年（昭和6年）8月11日に金沢電気軌道石川線の野々市駅 - 馬替駅間に、再び上野々市駅として開業しました。その後、1943年（昭和18年）10月13日に北陸鉄道（現法人）が設立されると、同社の石川線の駅となりました。

駅名については、1963年（昭和38年）4月11日に工専前駅に改称され、さらに1966年（昭和41年）9月15日に現在の野々市工大前駅に改称されました。

1983年（昭和58年）4月1日からは無人駅となっていますが、1990年代後半までは朝のラッシュ時のみ駅員が配置されていました。

駅構造

野々市工大前駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎の隣には、富樫館跡の石碑が建てられています。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

冨樫館跡の碑（実際の冨樫館跡からは約400m離れています）
金沢工業大学
国際高等専門学校
金沢福祉専門学校
野々市市中央公民館
マルエー 久安店

バス路線

駅付近には「工大前駅」バス停があり、野々市市コミュニティバス「のっティ」中央ルートが停車します。

利用状況

野々市市の統計書によると、近年の一日平均乗降人員は以下の通りです。（具体的な数値は省略）

隣の駅

北陸鉄道石川線において、野々市工大前駅は以下の駅に隣接しています。

野々市駅 (I05) - 野々市工大前駅 (I06) - 馬替駅 (I07)

参考文献

川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年
『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年
寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年

外部リンク

* 野々市工大前 - 北陸鉄道

もう一度検索