鶴来駅

鶴来駅について

鶴来駅は、石川県白山市鶴来本町4丁目に位置する北陸鉄道石川線の駅で、同線の終着駅です。駅番号はI17です。長年にわたり、地域の重要な交通拠点として利用されてきました。

歴史

鶴来駅は1915年（大正4年）6月22日に、石川鉄道の新野々市駅（現在の新西[[金沢駅]]）から当駅までの開業に合わせて開設されました。その後、1927年（昭和2年）には金名鉄道の鶴来町駅（開業時、鶴来駅に隣接）から神社前駅（後の加賀一の宮駅）間が開業しました。

1929年（昭和4年）には、金名鉄道が金沢電気軌道に買収され、金名鉄道の鶴来町駅は鶴来駅に統合されました。1932年（昭和7年）には、能美電気鉄道の天狗山駅 - 当駅間が開業し、複数の路線が乗り入れる駅となりました。1939年（昭和14年）には、能美電気鉄道が金沢電気軌道に事業譲渡されました。

1943年（昭和18年）に北陸鉄道（現法人）が設立されると、鶴来駅は同社の石川線・能美線の駅となりました。1949年（昭和24年）には、能美線が石川線に直結されました。1967年（昭和42年）には、石川線新西[[金沢駅]]にあった車両工場・検車区が移設され、鶴来駅に開設されました。

1980年（昭和55年）には、駅舎の改築工事が完了しましたが、同年9月14日には能美線が廃止されました。2007年（平成19年）には、白山市コミュニティバス『めぐーる』公立つるぎ病院ルートが接続開始した一方、鉄道廃止路線を代替してきた能美線路線バスが廃止されました。2008年（平成20年）には、当駅 - 加賀一の宮駅間（2.1キロメートル）の廃止届が提出され、2009年（平成21年）11月1日に同区間が廃止され、鶴来駅は終着駅となりました。

2019年（令和元年）には、ほうらい祭り唄の発車メロディが導入され、駅の利用者に親しまれています。

駅構造

鶴来駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、有人駅です。駅舎は木造で、開業当初から使用されています。駅舎側が1番線、向かい側が2番線で、その反対側は能美線廃止以前は3番線とされ、新寺井方面に向かう列車が使用していました（現在は留置用として使用）。

当駅と加賀一の宮駅の間が廃止された後も1番線に到着した列車は旧加賀一の宮方へ引き込み、2番線に入れ換えを行ってから野町行として発車することが多いですが、1番線からそのまま折り返すことも可能です。線路は当駅構内から加賀一の宮方面へ延び、石川県道45号金沢鶴来線と交差する踏切跡の手前で車止になっています。

駅舎内には、かつて北陸鉄道で使用された鉄道の備品が展示されており、鉄道ファンにとっても見どころとなっています。

のりば

1番線：野町方面
2番線：野町方面

利用状況

近年の一日平均乗降人員は以下の通りです。

※具体的な乗降人員のデータは「白山市統計書」を参照してください。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

白山市役所鶴来支所
白山市立鶴来中学校
鶴来郵便局
石川県立鶴来高等学校
石川県道179号野々市鶴来線（鶴来街道）
石川県道45号金沢鶴来線
国道157号 鶴来バイパス
七ヶ用水

バス路線

駅前からは以下のバス路線が利用可能です。

北鉄白山バス
河原山線（鶴来駅 - 瀬女）
中宮B線（錦丘高校前 - 瀬女、学期休み期間運休）
鳥越線（金沢駅 - 上野）
白峰線（金沢駅 - 白山体験村）
白山線（イオンモール白山・松任駅前 - 白山体験村）
鶴来線（松任駅前 - 鶴来駅）
北陸先端科学技術大学院大学行きシャトルバス（JAIST Shuttle）
白山市コミュニティバス めぐーる
能美市コミュニティバス のみバス

車両基地

当駅の北側には車両基地（鶴来検車区）が併設されており、夜間滞泊も設定されています。

サイクルトレイン

当駅と野町駅では、1人1台まで自転車を電車に持ち込むことができるサイクルトレインを実施しています（冬季を除く、平日は一部時間帯・土日祝日は終日）。

パークアンドライド

鶴来駅近くの白山市鶴来支所には、パークアンドライド用の駐車場が設置されています。

金沢市（Kパーク）：平日のみ（休日は使用不可）、有料・事前申込制
白山市：電車・バス利用者のみ、無料

隣の駅

北陸鉄道
■石川線
日御子駅 (I16) - 鶴来駅 (I17)

廃止路線

北陸鉄道
石川線
鶴来駅 - 中鶴来駅
能美線
鶴来駅 - 本鶴来駅

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