陸中川井駅

陸中川井駅の概要

陸中川井駅（りくちゅうかわいえき）は、岩手県宮古市の川井地区に位置するJR東日本の山田線の駅です。この駅は旧川井村の中心地に位置しており、地域の交通の要所となっております。

歴史の歩み

陸中川井駅は1933年11月30日に開業しました。その後、駅構内には陸中川井機関車駐泊所が設置されましたが、翌年の1934年に廃止されました。1946年には風水害の影響で不通となるも、1954年には無事に復旧を果たしました。

1982年には貨物の取り扱いが廃止され、同年11月には荷物の扱いも終了。これにより駅員無配置の駅となり、簡易委託化が進められました。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。

2018年4月には駅の簡易委託が終了し、完全に無人駅として運営されることになりました。その後、2019年には宮古駅の管理が三陸鉄道に移管されたため、現在は盛岡駅の管理下に置かれています。2024年には「えきねっとQチケ」のサービス開始が予定されています。

駅の構造

陸中川井駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅で、かつては2面3線の列車交換が可能でした。現在は、旧1番線のみが使用されています。無人駅となった現在では、駅舎内の事務室部分は川井タクシーの事務所として機能しています。以前、乗車券の発行を受託していたため、地域の交通にも貢献していました。

利用状況

JR東日本の統計によると、2000年度から2017年度の間の1日あたりの平均乗車人員は変動しており、地域における交通需要を表しています。具体的な数字は非公開ですが、地元住民や観光目的の利用者に支持されています。

駅周辺の施設

陸中川井駅の周辺にはさまざまな施設が点在しています。国道106号が近くにあり、アクセスが良好です。近隣にはヤマザキYショップや川井郵便局、宮古市北上山地民俗資料館、宮古市立川井小学校、川井総合事務所（旧川井村役場）などがあります。また、交通機関としては岩手県北バスや川井地域バス、新里地域バスの停留所が駅の近くにあり、利便性が高いです。

隣接駅

陸中川井駅は山田線に位置しており、隣の駅には上米内駅と茂市駅があります。快速「リアス」や普通列車が運行されており、通勤や観光にとっても重要な駅としての役割を果たしています。

以上が陸中川井駅の概要です。歴史と地域の利便性を兼ね備えた駅として、今後も多くの利用者に親しまれる存在であり続けるでしょう。

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