高田明浩

高田 明浩 (たかだ あきひろ)

プロフィール

• - 生年月日: 2002年6月20日
• - 出身地: 岐阜県各務原市
• - 棋士番号: 328
• - 師匠: 森信雄 七段
• - 学歴: 岐阜県立各務原高等学校卒業

高田明浩は日本将棋連盟に所属する若手棋士で、その才能は早くから注目を集めています。小学校3年生の時に将棋を始め、特に名人戦での準優勝などで力をつけてきました。将棋を指す環境に恵まれ、同じ時期に棋士の藤井聡太と対戦した経験もあります。この対戦で高田は右玉戦法を用いて藤井を圧倒し、その後はこの戦法を主力とするようになります。

棋歴

高田は2014年、小学生将棋名人戦で準優勝を果たした後、新進棋士奨励会に入会し、将棋のキャリアを本格的にスタートさせます。そして2020年、13勝5敗の成績で三段リーグを突破し、岐阜県出身のプロ棋士として35年ぶりに昇段しました。この偉業により、彼は地方からの棋士活躍の象徴ともなりました。さらに、2020年には第35期竜王戦においても素晴らしい成績を収め、5組に昇級しました。

棋風

高田は主に居飛車力戦を得意とする棋士です。将棋に対する直感を重視し、特に早指しのスタイルで知られています。兄弟子の糸谷哲郎の将棋に影響を受け、そのスタイルや考え方に憧れを抱いています。彼の将棋は常に柔軟性を持ちつつも、勝利を追求する姿勢が伺えます。

エピソード

2021年には非常に特異な試合もありました。王位戦予選において46分遅刻した際、ペナルティを受けたものの、持ち時間を残して勝利する展開となりました。この遅刻の原因として、アラームの設定ミスがあり、高田本人もその経緯をユーモラスに語っていました。この試合の相手は彼の恩師ともいえる西川和宏六段でした。

人物

高田は幼少期から多彩な活動を行ってきました。テコンドーを学び、母親が全日本チャンピオンとなった際も彼は一緒に練習していましたが、その後は将棋に専念。小学校時代には野球にも親しんでおり、幅広い経験を持つ人物です。また、けん玉が趣味であり、関西将棋会館での活動にも積極的です。高校時代には将棋の勉強に取り組むため、頻繁に関西将棋会館に泊まっていたというエピソードも興味深いです。

2022年には大阪府高槻市に転居しました。これには、関西将棋会館の2024年移転を見越し、練習機会を増やすことが目的とされています。故郷の各務原市には時折帰るものの、今後の生活の拠点は高槻に据える意向を示しているようです。

昇段履歴

• - 2014年: 奨励会入会 (6級)
• - 2020年: 三段に昇級
• - 2021年: 四段に昇級、プロ入り
• - 2024年: 五段に昇級予定

高田明浩の将棋界での活躍は今後も注目され続けるでしょう。その独自のスタイルと柔軟な発想が、さらなる成功をもたらすことを期待しています。

もう一度検索