鵜原駅

鵜原駅について

鵜原駅（うばらえき）は、千葉県勝浦市鵜原に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）外房線の駅です。この駅は、太平洋に面した風光明媚な場所に位置しており、周辺には観光地も点在しています。

歴史

鵜原駅は、1927年（昭和2年）4月1日に鉄道省の駅として開業しました。開業当初は貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、1961年（昭和36年）に貨物、1972年（昭和47年）には荷物の取り扱いが廃止されました。その後、1972年に無人化されました。

1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。1988年（昭和63年）には、ホーム上にログハウス風の待合室が設置され、駅の雰囲気を特徴づけています。2009年（平成21年）には、ICカード「Suica」が利用可能となり、東京近郊区間に組み込まれました。2017年（平成29年）には、簡易委託が解除され、再度無人駅となっています。

近年では、2025年（令和7年）夏頃に、JR東日本と日本郵便との連携協定に基づき、駅敷地内に鵜原駅郵便局（仮称）が開局し、同局が駅の窓口業務を受託する予定です。

駅構造

鵜原駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホームは嵩上げされていません。駅舎とホームは跨線橋で連絡しており、ホーム上には特徴的なログハウス風の待合室があります。

国鉄末期の合理化により一旦無人化されましたが、その後、余剰人員対策として特別改札が常態化し、1990年度から簡易委託駅となりました。しかし、2017年2月に再び無人駅となっています。

トイレは改札外の跨線橋下に設置されており、男女共用の簡易水洗式です。以前は改札内に汲み取り式の男女共用トイレがありましたが、現在は閉鎖されています。駅にはSuicaチャージ機と簡易Suica改札機が設置されていますが、自動券売機は設置されていません。2010年（平成22年）2月10日からは、外房線PRC型自動放送が導入されています。

のりば

駅のホームは、10両編成までの列車に対応しています。

利用状況

2015年（平成27年）度の1日平均乗車人員は84人です。近年は、乗車人員に大きな変動はなく、地域住民や観光客に利用されています。

駅周辺

鵜原駅は、山間部の小さな谷に位置しています。駅前には勝浦鵜原郵便局があり、鵜原海水浴場方面へ約200mほど進むと、民宿などの宿泊施設や土産物店が点在しています。勝浦海中公園へは、駅から鵜原海水浴場方面へ約150m進んだ場所で左折します。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■外房線
勝浦駅 - 鵜原駅 - 上総興津駅

脚注

JR東日本の駅情報

外部リンク

駅の情報（鵜原駅）：JR東日本

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