ふるさと銀河線りくべつ鉄道

ふるさと銀河線りくべつ鉄道

ふるさと銀河線りくべつ鉄道は、北海道足寄郡陸別町にある鉄道保存展示施設です。2006年に廃止された北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の陸別駅跡地と一部線路を活用し、動態保存されている車両とともに2008年に開業しました。

概要

陸別町商工会が事業主体となり、株式会社りくべつが管理運営を行っています。施設内では、実際に使用されていた気動車の乗車体験や運転体験、トロッコ乗車などが楽しめます。また、整備された転車台や、国鉄時代の写真などが展示された跨線橋も見学できます。

運行内容

様々な体験コースが用意されており、鉄道ファンのみならず、家族連れでも楽しめます。

乗車体験: 銀河鉄道999をラッピングした観光列車で駅構内を往復します。
トロッコ体験: 4人乗りの足こぎ式トロッコで駅構内の専用線を走行します。
運転体験Sコース: 小学生高学年以上が対象で、駅構内を往復運転できます。
運転体験Lコース: 18歳以上が対象で、CR70・75形気動車を使用して駅構内500mを往復運転できます（完全予約制）。
運転体験・銀河コース: CR70・75形気動車を使用し、駅構外の本線上1.6kmを往復運転できます（完全予約制、Lコース体験者限定）。
運転体験・新銀河コース: 銀河コースを延伸し、合計3.8kmの運転体験ができます（銀河コース体験者限定）。
運転体験・分線コース: 旧分線駅までの5.7kmを運転する日本最長の体験コースです（新銀河コース体験者限定）。

利用情報

営業期間: 4月下旬 - 10月下旬
営業時間: 9:00 - 16:30 (受付は16:00まで)
営業日: 乗車体験、トロッコ体験、運転体験Sコースは土日、お盆、町内イベント時。Lコース、銀河コース（新銀河含む）は公式サイトの営業日程表を確認してください。
定休日: 火曜日・水曜日
入場料: 無料（乗車・運転体験は別途有料）

展示車両

気動車: 北海道ちほく高原鉄道CR70形・CR75形（銀河鉄道999ラッピング車両を含む）
保線作業車: ライナー、バラスト運搬車、排雪モーターカー

沿革

2008年4月20日：陸別駅構内にて開業
2012年5月5日：銀河コースでの運転体験開始
2015年9月22日：旧分線駅までの乗車体験を実施
2020年5月：新銀河コースの営業開始
2021年4月：分線コースの営業開始

交通アクセス

北見駅から北海道北見バスで約1時間30分
池田駅から十勝バスで約1時間50分
道東自動車道足寄インターチェンジから40分

周辺施設

道の駅オーロラタウン93りくべつ（陸別駅構内併設）
国道242号
陸別町役場

その他

冬季は営業していませんが、2月の「しばれフェスティバル」開催時には協賛運行が行われます。将来的な路線延長も視野に入れ、線路や鉄橋の状態調査などが行われています。

関連情報

NHK総合テレビ『ひるブラ』で生中継されたことがあります。

ふるさと銀河線りくべつ鉄道は、廃線となった鉄道を活かした、地域活性化のモデルケースとしても注目されています。鉄道ファンはもちろん、家族みんなで楽しめるスポットです。

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