アメリカ大陸横断クイズ!!

『アメリカ大陸横断クイズ!!』について

『アメリカ大陸横断クイズ!!』は、1978年9月12日にフジテレビ系列で放送された視聴者参加型の特別番組です。この番組は、人気音楽デュオのピンク・レディーがアメリカのさまざまな地域を訪問し、その土地に関連するクイズを視聴者が解答する形で進行されました。 アメリカを横断する旅のスタート地点はロサンゼルスで、マイアミ・ディズニー・ワールド、さらにはサンフランシスコを経てハワイに至るまで、多様な地点が取り上げられました。

番組の形式と進行

この番組では、100組の親子が参加し、○×形式の問題に挑戦しました。上位10名の解答者が選出された後、彼らは決勝ラウンドに進出します。決勝では三者択一の形式を用いて、最終的には賞品としてハワイ旅行を目指し、熾烈な戦いが繰り広げられました。

このクイズ形式は、前年から日本で放送されていた『アメリカ横断ウルトラクイズ』に似たコンセプトを持っていますが、いくつかの違いもあります。『ウルトラクイズ』は個人が参加する形式であるのに対し、『アメリカ大陸横断クイズ!!』は家族単位での参加が特徴です。また、司会は両番組とも高島忠夫が担当しましたが、実際にアメリカを旅したのはピンク・レディーであり、視聴者はスタジオ内で参加します。

参加者と撮影地

司会とレポーター

• - 司会：高島忠夫
• - レポーター：ピンク・レディー

VTR出演者

• - ニューヤンキース
• - フランク・タナナ（当時のカリフォルニア・エンゼルス選手）
• - アグネス・ラム

ピンク・レディーが訪問した場所には、ロサンゼルスのグリフィス天文台やアナハイム・スタジアム、マイアミやサンフランシスコ、さらにハワイが含まれます。グリフィス天文台では『モンスター』を披露し、アナハイム・スタジアムではタナナ投手との出会いのエピソードが紹介されました。

スタッフと音楽

制作には多くのスタッフが関与しており、構成には塚田茂と玉井冽が名を連ねていました。音楽面では甲斐正人が担当し、演奏には小野満とスウィングビーバーズが起用されました。オープニングテーマは、ピンク・レディーの楽曲とアメリカをイメージさせる曲のメドレーで構成されており、その中には『渚のシンドバッド』や『サウスポー』などが含まれていました。

関連番組と影響

この番組が放送された後、視聴者参加型のクイズ番組の流れが続き、関連項目として『スーパージャンボクイズ'80』や『FNS1億2,000万人のクイズ王決定戦!』なども誕生しました。 『アメリカ大陸横断クイズ!!』は、多くの家庭に楽しい思い出を提供し、当時のテレビ文化における一大イベントとなったことは間違いありません。

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