イアン・デズモンド

イアン・モーガン・デズモンドについて

イアン・モーガン・デズモンドは、1985年9月20日生まれのアメリカ合衆国フロリダ州サラソタ出身の元プロ野球選手で、外野手として活躍しました。彼は右投右打であり、愛称は「チャロン」です。デズモンドはジョシュ・レニキーと義兄弟の関係にあります。

経歴

プロ入りとナショナルズ時代

デズモンドは2004年のMLBドラフトでモントリオール・エクスポズから3巡目（全体84位）で指名され、契約金43万ドルでプロ入りしました。9月10日にフィラデルフィア・フィリーズとの試合でメジャーデビューを果たしました。

2010年にはオープン戦でクリスチャン・グーズマンとのポジション争いを勝ち抜き、ナショナルズの正遊撃手に就任。シーズンでは154試合に出場し、打率.269、10本塁打、17盗塁を記録しましたが、守備面では34失策と成績が悪化しました。

2011年は三振が増加し悩ましいシーズンでしたが、後半戦で持ち直し、打率.289を記録。2012年にはオールスターゲームに初選出され、全遊撃手最多となる25本塁打でシルバースラッガー賞を受賞しました。2013年も引き続き好調で、158試合に出場し、打率.280、20本塁打、80打点を残しました。

しかし、2014年にはナショナルズと1750万ドルの契約を結び、154試合に出場しましたが、リーグ3位の183三振を喫するなど、波のある成績。2015年は156試合で打率.233、19本塁打、62打点と低迷し、FAとしての道を選びました。

レンジャーズ時代

2016年にテキサス・レンジャーズと800万ドルの契約を結び、左翼手としての起用が決まりました。オールスターゲームにも選出されたデズモンドは、156試合で打率.285、22本塁打、86打点、21盗塁を記録します。

しかし、守備面では130試合で9失策を喫し、外野手としての成績も芳しくありませんでした。オフには1720万ドルのクオリファイング・オファーを拒否しました。

ロッキーズ時代

2016年12月にコロラド・ロッキーズと5年7000万ドルで契約。2017年には開幕前の故障でリスト入りしたものの、復帰後は主力として活躍。2018年には自己最多の160試合に出場し、打率.236、22本塁打、88打点を記録しました。

2019年は守備のミスが目立つ場面が多く、ポジションを変えざるを得ない状況に。結局140試合の出場で打率.255、20本塁打、65打点となり、2020年にはCOVID-19の影響で出場辞退を宣言し、2021年も同様の理由でシーズンを辞退しました。

詳細情報

デズモンドはシルバースラッガー賞を3回受賞し、オールスターゲームにも2回選出されています。彼の背番号はナショナルズ在籍時に「6」、その後「20」に変更されました。

野球において出した印象や成績は、彼のキャリアにおける努力と挑戦の象徴です。デズモンドは試合への情熱とともに、周囲との強い結びつきを常に大切にしていました。彼の活躍は、今後の選手たちにも良い影響を与え続けることでしょう。

もう一度検索