クリスチャン・グーズマン

クリスチャン・アントニオ・グーズマン（Cristian Antonio Guzmán, 1978年3月21日 - ）は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身の元プロ野球選手。右投両打の遊撃手として活躍しました。彼の甥は、同じくプロ野球選手のフアン・ソトです。

プロ入りとヤンキース傘下時代

1994年、グーズマンはニューヨーク・ヤンキースと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

ミネソタ・ツインズ時代

1997年オフ、チャック・ノブロックとのトレードで、エリック・ミルトン、ブライアン・ブキャナン、ダニー・モタと共にミネソタ・ツインズへ移籍。1999年にはツインズの遊撃手としてレギュラーの座を確立しました。2001年には打率.302、10本塁打を記録し、オールスターに選出されるなど、才能が開花。

2002年から2004年にかけて、ツインズがアメリカンリーグ中地区を3連覇した際には、チームの中軸として大きく貢献。ツインズ在籍時には、2000年（20本）、2001年（14本）、2003年（14本）と、ア・リーグで3度の三塁打王に輝きました。特に2000年の20三塁打は、1932年から2006年の間でグーズマンを含めて11回しか記録されていない редчайший 記録です。

ワシントン・ナショナルズ時代

2004年11月16日、1680万ドルの4年契約でワシントン・ナショナルズに移籍。しかし、2005年は打率.219と自身ワーストの成績に終わりました。2006年は右肩痛に苦しみ、手術は回避したものの、1年間をリハビリに費やすこととなりました。

2007年に復帰すると、ホセ・ビドロの移籍、フェリペ・ロペスの二塁コンバートなどがあり、チーム内の状況も変化。グーズマン自身も開幕前に膝を故障し、故障者リスト入り。しかし、復帰後は打率.329（チーム2位）、リーグ3位の6三塁打を記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。しかし、2007年6月24日には、タッチプレイの際に親指の靭帯を故障し、再び戦線離脱となってしまいました。

2008年はスプリングトレーニングでチーム最多タイの12打点を記録するなど好調を維持し、開幕戦を1番打者として迎えました。7年ぶりにオールスターにも選出され、7月22日には球団と2年総額1,600万ドルで契約を延長。8月28日にはサイクル安打を達成するなど、充実したシーズンを送りました。しかし、2010年にはイアン・デズモンドに遊撃手のポジションを奪われました。

テキサス・レンジャーズ時代

2010年7月30日、ライアン・タトゥスコとタナー・ロアークとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍。レンジャーズは地区優勝を果たしましたが、グーズマンは15試合で打率.152と、期待に応えることはできませんでした。

レンジャーズ退団後

2011年はナ・リーグの球団とマイナー契約を結んだと報じられましたが、3月5日に「家庭の問題」により、少なくとも前半戦はプレーしないことをMLB機構が発表。その後、具体的な動きはなく、シーズンを全休することとなりました。2012年2月21日には、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結びましたが、フレッド・ルイスと共に3月28日に自由契約となり、その後引退しました。

選手としての特徴

グーズマンは、俊足を生かした三塁打の多い選手として知られており、ツインズ時代にはカービー・パケットから「今まで見た中で最高のトリプルヒッター」と称賛されました。

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