イオンモール鶴見緑地

イオンモール鶴見緑地は、大阪府大阪市鶴見区にある大型ショッピングセンターです。2006年 11月25日に、大阪市内初のモール型ショッピングセンターとして「ダイヤモンドシティ・リーファ」という名称で開業しました（先行して11月21日からプレオープン）。

名称の由来と変遷

開業時の名称「ダイヤモンドシティ・リーファ」の「リーファ（Leafa）」には、新しいライフスタイル、地球環境、アミューズメント、安らぎ、地域コミュニティといった意味合いが込められており、さらに施設の立地する鶴見緑地の「葉（leaf）」をイメージした造語でした。その後、運営会社である株式会社ダイヤモンドシティが2007年8月21日にイオンモール株式会社と合併したことに伴い、「イオンモール鶴見リーファ」に改称されました。さらに2011年からは、イオンの大型ショッピングセンターのブランド名称統一の一環として、現在の「イオンモール鶴見緑地」という名称に再改称されています。施設の核となるGMS（総合スーパー）も、開業当初の「ジャスコ鶴見店」から、グループ内の名称統一を経て2011年3月1日に「イオン鶴見店」となり、同年10月21日には現在の「イオン鶴見緑地店」へと名称を変えています。

開業までの道のり

このショッピングセンターの敷地は、かつて椿本チエインの本社工場があった場所です。2004年6月に株式会社ダイヤモンドシティ（当時）が都市基盤整備公団（現在の独立行政法人都市再生機構）から用地を取得し、開発が始まりました。建設工事は「ダイヤモンドシティ鶴見ショッピングセンター」として、2005年12月1日に開始されました。当初、用地取得直後の段階では2006年12月の開業を目指していましたが、着工時には同年10月1日に前倒しされました。しかし、実際の開業は2006年 11月25日となり、最初の計画時期とほぼ同時期の実現となりました。施設の建設は、ダイヤモンドシティや日本リテールファンド投資法人など複数の主体が出資して設立した特別目的会社である有限会社コンパニア・フロールが施工主として行われました。竣工後、日本リテールファンド投資法人が約300億円で施設の信託受益権を取得し、信託受託者である三菱UFJ信託銀行とダイヤモンドシティ（後にイオンモールへ承継）との間で15年間の普通借家賃貸借契約が結ばれ、運営が行われる体制となりました。

施設とテナント構成

開業時、イオンモール鶴見緑地は「ジャスコ鶴見店（現・イオン鶴見緑地店）」を核店舗とし、「トイザらス」を準核店舗とする約160の専門店が出店していました。施設の構成は、20代後半から30代にかけてのファミリー層を主な顧客層として想定しており、準核店舗であるトイザらスを上層階となる4階に配置したり、約650席を有する大型フードコートを設けるなど、家族連れが快適に滞在できるような配慮がなされています。現在も、核店舗のイオンに加え、無印良品、ユニクロ、GUといった衣料品店、ライトオン、ABC-MART SPORTS、ムラサキスポーツなどのアパレル・スポーツ関連、ASBeeのような靴店、フライングタイガーコペンハーゲン、3COINS+plus、セリアといった生活雑貨・100円ショップ、トイザらス／ベビーザらスといった玩具・ベビー用品店、LIBRO、ヴィレッジヴァンガードのような書籍・雑貨店、namco、モーリーファンタジーといったアミューズメント施設、山野楽器などの専門店、さらにはPETEMOといったペット関連店舗や、マクドナルド、サンマルクカフェ、スターバックスコーヒーといった飲食店など、幅広い分野のテナントが営業しており、多様なニーズに応えています。各店舗の最新情報や営業時間については、公式サイトのショップリスト等で詳細を確認できます。

営業時間とアクセス

施設の一般的な営業時間は、専門店が10:00から22:00まで、レストラン街は10:00から23:00までです。核店舗であるイオン鶴見緑地店は他の専門店より早く開店し、9:00から23:00まで営業しています。ただし、施設内の医療施設や一部のアミューズメント施設などでは営業時間が異なる場合があります。公共交通機関でのアクセスは、Osaka Metro長堀鶴見緑地線の今福鶴見駅が最寄り駅となります。同じ長堀鶴見緑地線の駅でも、鶴見緑地駅はイオンモール鶴見緑地の最寄り駅ではありませんので、ご注意ください。バスを利用する場合は、大阪シティバスの鶴見停留所が便利です。周辺には大阪府道・奈良県道8号大阪生駒線（鶴見通）や国道479号（内環状線）などの主要道路が通っており、車でのアクセスも容易です。また、近隣には大阪市鶴見区役所や花博記念公園鶴見緑地などがあり、地域のランドマークの一つとして親しまれています。

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