エフエムうけん

特定非営利活動法人エフエムうけんについて

特定非営利活動法人エフエムうけんは、鹿児島県大島郡宇検村の一部地域を対象に、超短波放送（FM）を行う特定地上基幹放送事業者です。エフエムうけんは、地域密着型のコミュニティ放送を提供することを目的として設立され、村民の生活に密接に関わる情報を発信し続けています。

設立の背景

宇検村では、同報無線の老朽化に伴う対策として、合計2,000万円の事業費を投じてコミュニティ放送局の設置が進められました。そして、その運営を行うために特定非営利活動法人エフエムうけんが2010年に設立されました。放送局は、コールサインJOZZ0BL-FMで、周波数は76.3MHz、出力は20Wで、ほぼ24時間体制で放送を行っています。通常は必要な整備や点検以外で停波することはなく、地域の生活情報をしっかりと届けています。

村では、同放送局の設立に合わせて、全世帯への聴取用ラジオが販売され、村民が手軽に放送を受信できる環境が整えられました。ラジオは市販のAM/FMラジオで、周波数ラベルが貼付されており、村民がエフエムうけんの放送を簡単に聴けるようになっています。

放送内容と自社制作番組

エフエムうけんでは、自社制作の番組も充実しており、特に毎週月曜日から金曜日の14時過ぎから約25分間、村民参加型のトーク番組が放送されています。この時間帯には、エフエムせとうちやエフエムたつごうと同時放送が行われており、他のコミュニティ放送局とも連携しています。また、その他の時間帯では、台風などの臨時放送を除き、あまみエフエムやMBCラジオの中継放送も行っています。

メディアでの紹介

エフエムうけんは、設立当初からさまざまなメディアに取り上げられてきました。2010年11月26日には、NHK鹿児島のテレビ番組『かごしま大作戦』で特集され、放送の内容や村民との関係性が紹介されました。このように、放送局は地域社会に根ざした存在としての役割を果たしています。

総括

特定非営利活動法人エフエムうけんは、鹿児島県宇検村において重要な地域情報源となっており、村民の声を届けるために日々努力しています。地元の取材を通じて、コミュニティの絆を深めることにも寄与しており、これからも地域社会における重要な役割を果たし続けるでしょう。

もう一度検索