オルロ県

オルロ県

オルロ県は、ボリビアの中西部に位置する県です。県庁所在地はオルロ市で、16の郡で構成されています。北はラパス県、北東はコチャバンバ県、南東と南はポトシ県に接し、西はチリとの国境となっています。

地理

オルロ県は、アンデス山脈中の標高約3,700mの高地（アルティプラーノ）に位置しています。東縁は4,000m級、西縁は5,000m級の山岳地帯ですが、県の中央部は平原が広がっています。

気候

気候は年間を通して寒冷で、乾燥しています。年間降水量は500mm以下と少なく、積雪はあまり見られません。

由来

オルロという名前は、アイマラ語の「ウルウル」（Uru UruまたはUlu Ulu）に由来します。ウルとは「水に住むもの」「水の神」といった意味を持つ言葉です。

湖

オルロ県には、ウルウル湖やポオポ湖といった湖が多く存在します。県の南東部にはコイパサ塩湖もあります。これらの湖は平原の中にあり、水深は5m以下と非常に浅いのが特徴です。また、オブラヘスという温泉地もあります。

サハマ山

チリとの国境近くには、ボリビア最高峰のサハマ山（標高6,542m）があります。2001年には、この山頂で世界最高所のサッカー試合が行われました。

隣接する県

ラパス県
コチャバンバ県
ポトシ県
チリ共和国
タラパカ州
アリカ・イ・パリナコータ州

郡

オルロ県には、16の郡（provincia）があります。

アタワルパ郡
カラカス郡
セルカド郡
エドゥアルド・アバロア郡
ラディスラオ・カブレラ郡
リトラル郡
プアント郡
サハラマ郡
サン・ペドロ・デ・トトラ郡
サウカロ郡
セバスティアン・パガドール郡
トマス・バロン郡
トゥルク郡
フアン・ホセ・トーレス郡
ノル・カロラス郡
スル・カロラス郡


注: エドゥアルド・アバロア郡は、セバスティアン・パガドール郡の南北両側に分かれています。

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