オレッグ・タクタロフ

オレッグ・タクタロフ（Oleg Taktarov、1967年8月26日 - ）は、ロシアの男性俳優であり、元総合格闘家です。ソビエト連邦ゴーリキー州アルザマス16出身。UFC 6トーナメント優勝者として知られています。

来歴

タクタロフは12歳からサンボと柔道を始め、格闘技の基礎を築きました。その後、ソ連国家保安委員会（KGB）で近接格闘術の教官を務めましたが、22歳で実業家に転身するためKGBを退職しました。しかし、1989年に柔術フルコンタクトと呼ばれる、ジャケット着用の総合格闘技に魅了され、再び格闘技の世界に戻ることになります。

UFCでの活躍

1995年4月7日、タクタロフはUFC 5でUFCデビューを果たしました。トーナメント1回戦でアーニー・バーディシアに勝利しましたが、準決勝でダン・スバーンに敗れました。

同年7月14日、UFC 6のトーナメントに出場。1回戦でデイブ・ベネトゥー、準決勝でアンソニー・マシアスを破り、決勝ではタンク・アボットを破って見事優勝。ロシア人初のUFCトーナメント優勝者となりました。

1995年9月8日、UFC 7のスーパーファイト王座タイトルマッチで、当時の王者ケン・シャムロックに挑戦しましたが、時間切れ引き分けとなり、王座獲得はなりませんでした。

1995年12月16日、Ultimate Ultimate 1995のトーナメントに出場。1回戦でデイブ・ベネトゥー、準決勝でマルコ・ファスに勝利しましたが、決勝で再びダン・スバーンに判定負けし、準優勝に終わりました。

その他の試合

1996年5月16日、パンクラスで初来日。日本武道館大会で柳澤龍志と対戦し、判定負けを喫しました。

1996年11月22日、Martial Arts Reality Superfightingでヘンゾ・グレイシーと対戦し、KO負け。

1997年10月11日、PRIDE.1でゲーリー・グッドリッジと対戦し、KO負け。

1998年、National Freesparringに出場後、俳優業に専念しました。

俳優業と格闘技復帰

俳優業に専念していましたが、2007年6月10日にはボクシングのエキシビションでドルフ・ラングレンと対戦し、5ラウンド判定勝ちを収めました。

同年11月30日、BodogFightで約6年ぶりに総合格闘技に復帰し、ジョン・マーシュと対戦。膝十字固めで一本勝ちを収めました。

2008年4月11日、YAMMA Pit Fighting 1でマーク・ケアーと対戦し、再び膝十字固めで一本勝ちを収めました。

引退後

引退後は、ロシアMMA連合の代表を務め、後進の育成に尽力しています。

戦績

総合格闘技：勝利17、敗北5、引き分け2

獲得タイトル

UFC 6トーナメント 優勝（1995年）

出演

映画多数出演
ゲーム：バトルフィールド3 (2011)

関連項目

男子[[総合格闘家一覧]]
PRIDE選手一覧
UFC王者一覧
UFC選手一覧

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