カイル・クーズマ

カイル・クーズマ：多才な才能でNBAを駆け上がるスター

カイル・アレクサンダー・クズマ（Kyle Alexander Kuzma, 1995年7月24日 - ）は、アメリカ合衆国ミシガン州フリント出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのミルウォーキー・バックスに所属し、パワーフォワードまたはスモールフォワードとして活躍しています。

高校・大学時代

ミシガン州のベントリー高校で頭角を現したクズマは、最終学年には平均22得点、7リバウンドを記録する活躍を見せました。コネチカット大学、アイオワ州立大学、テネシー大学、ミズーリ大学など、多くの大学から誘いを受けましたが、最終的にユタ大学に進学しました。

ユタ大学では3年生の2016-17シーズンに平均16.2得点、9.3リバウンドという好成績を残し、Pac-12のファーストチームに選出されるなど、その才能を開花させました。

NBAキャリア

ロサンゼルス・レイカーズ

大学での4年生を待たずに、2017年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。1巡目全体27位でブルックリン・ネッツから指名された後、ドラフト開催日にブルック・ロペスやディアンジェロ・ラッセルらが絡む大型トレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍しました。サマーリーグではファイナルMVPに選出されるなど、早くもその片鱗を見せつけました。

2017-18シーズン

2017年12月には、ウェスタン・カンファレンスの10月、11月の月間最優秀新人選手賞に選ばれました。同年12月20日のヒューストン・ロケッツ戦では、キャリアハイとなる38得点を記録し、ロケッツの連勝を14でストップさせる立役者となりました。このシーズンは77試合に出場し、平均31.2分で16.1得点、6.3リバウンド、1.8アシストなどを記録。NBAオールルーキーファーストチームにも選出されるなど、鮮烈なデビューを飾りました。

2018-2019シーズン

2019年1月7日のデトロイト・ピストンズ戦ではキャリアハイとなる41得点を記録。このシーズンは70試合で平均33.1分に出場し、18.7得点、5.5リバウンド、2.5アシストなどを記録しました。

2019-2020シーズン

アンソニー・デイビスが加入したことで、クズマは控えとしての出場が多くなりました。しかし、チームはプレーオフを勝ち上がり見事優勝。クズマ自身も初のNBAチャンピオンを経験しました。

2020-2021シーズン

前年同様にデイビスの控えとしてシーズンをスタートしましたが、デイビスの怪我により先発出場の機会が増加。しかし、レブロン・ジェームズやデイビスの離脱もあり、チームは前年を下回る成績に。プレーオフではシュートタッチに苦しみ、1回戦でフェニックス・サンズに敗れ、連覇はなりませんでした。

ワシントン・ウィザーズ

2021-2022シーズン

2021年8月、ラッセル・ウェストブルックが絡む大型トレードで、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル＝ポープと共にワシントン・ウィザーズへ移籍。「ずっとトレードされたかった」と語るクズマは、新たな環境での活躍に意欲を見せました。

八村塁の離脱もあり、開幕からスターターとして出場。2022年1月9日のオーランド・マジック戦ではキャリアハイとなる22リバウンドを含む27得点を記録。2月10日のブルックリン・ネッツ戦では自身初のトリプル・ダブルを達成するなど、オールラウンダーとしての才能を発揮しました。チームはプレーオフ進出を逃しましたが、個人としては出場時間を増やし、成績を大きく回復させました。

2022-2023シーズン

2023年1月11日のシカゴ・ブルズ戦で決勝点となる3ポイントシュートを決め、チームを勝利に導きました。2日後のニューヨーク・ニックス戦ではシーズンハイとなる40得点を記録するなど、エースとしての存在感を示しました。

2023-2024シーズン

ウィザーズと4年総額1億200万ドルの再契約に合意しました。

ミルウォーキー・バックス

2024-2025シーズン

2025年2月、クリス・ミドルトンが絡むトレードで、ジェリコ・シムズ、2025年のドラフト2巡目指名権と共にミルウォーキー・バックスへ移籍。新たなチームでの挑戦が始まります。

カイル・クーズマは、その多才なプレースタイルと高いポテンシャルで、これからもNBAを盛り上げてくれることでしょう。

プレースタイル

得点能力が高く、リバウンドやアシストもこなせるオールラウンダー。特に、アウトサイドシュートの精度が高く、現代バスケットボールに求められるストレッチ4の役割をこなせる。

その他

• - ファッションセンスが高く、試合会場に派手な服装で現れることでも知られている。
• - 慈善活動にも熱心で、恵まれない子供たちへの支援を行っている。

NBAレギュラーシーズン
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NBAプレーオフ
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カレッジ
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