カエデウォーク長津田

概要

カエデウォーク長津田は、神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台に位置する、ユニー株式会社が手掛けるモール型ショッピングセンターです。総合スーパー（GMS）であるアピタ長津田店を核店舗として、アピタ直営売場と多様な専門店で構成されています。

この施設は、元々アピタ長津田店として営業していた店舗を大規模にリニューアルし、ユニーが展開するショッピングモールのブランドである「ウォーク」へ業態転換したものです。2024年 11月22日に「カエデウォーク長津田」として新たにオープンしました。施設名の「カエデウォーク」は、所在地の緑区の木がカエデであることに由来しています。ユニーのウォーク業態としては15店舗目となります。

成り立ちと沿革

現在のカエデウォーク長津田は、2005年 11月18日に「アピタ長津田店」として開業しました。この地域は、都市基盤整備公団、横浜都市みらい、横浜市による土地区画整理事業によって開発された新興住宅地「長津田みなみ台」の中心的な大型商業施設として位置づけられています。2000年代の開業であったため、ユニーの既存ブランドからの転換ではなく、当初から「アピタ」の名称を冠していました。

開業以来、アピタ長津田店はユニーの関東地区における主要な店舗として、いくつかの先進的な試みを行ってきました。例えば、2012年 6月8日には首都圏のアピタとして初めてネットスーパー事業を導入しましたが、これは後に撤退しました。また、2018年にはアジアで初めてコイン換金機「コインスター」を設置するなど、実験的な取り組みが行われています。

2024年、施設全体が大規模な改装を実施し、モール型ショッピングセンター「カエデウォーク長津田」として生まれ変わりました。このリニューアルに伴い、核店舗であるアピタ長津田店は引き続き同施設内で営業を継続しています。

店舗構成と特徴

建物は地上2階、地下1階構造で、地下1階は主に駐車場として利用されています。2024年のリニューアルによって、専門店がアピタ直営売場を取り囲むようなレイアウトに変更されました。

1階には、食料品や日用雑貨を取り扱うアピタエリアを中心に、ユニー直営の生活雑貨インショップ「雑貨創庫」、ドラッグストア「ユードラッグ」、化粧品店「BEAUTY TERRACE」などが配置されています。「雑貨創庫」は、かつてユニーが展開していたスーパーマーケットブランドの名を継承し、2023年のアピタ飯田店での復活に続き、横浜の地で31年ぶりにブランドが復活したことでも注目されています。また、1階にはベーカリー、飲食店（大戸屋、若鯱家、バーガーキング、ケンタッキーなど）、カフェ（スターバックス）、食品・雑貨店（カルディ）、家電量販店（ノジマ）、書店（くまざわ書店）、アパレル、サービス店舗、クリニックモールなども集積しています。1階中央には2階まで吹き抜けの開放的な「カエデコート」があります。

2階には、婦人・紳士・子供服や服飾雑貨、子供用品を扱うアピタエリアに加え、ユニー直営の玩具店「クラデントイズ」があります。また、多様な飲食店が集まるフードコート「ガーデンコート」（マクドナルド、はなまるうどん、ペッパーランチ、リンガーハット、サーティワンなど）や、大型テナント（ユニクロ、Right-on、ABC-MARTなど）、アパレル、サービス店舗（QBハウス、スタジオアリス）、ゲームコーナー、キッズスペース、ベビー休憩室などが配置されています。

施設内には、電子マネーMajicaのチャージ機やコインロッカー、冷蔵ロッカーといった設備が設置されています。バリアフリートイレやAEDも完備されており、喫煙所以外は全館禁煙となっています。

アクセス

カエデウォーク長津田は、最寄りの鉄道駅からはやや距離があるため、公共交通機関を利用する際は路線バスが主要な交通手段となります。

JR横浜線または東急田園都市線の十日市場駅または青葉台駅からは、横浜市営バス65系統または55系統「若葉台中央」行きに乗車し、「霧ヶ谷」バス停で下車後、徒歩約4分です。
JR横浜線または東急田園都市線の長津田駅からは、神奈川中央交通バス40系統「若葉台中央」行きに乗車し、「公園前」バス停で下車すると、徒歩すぐで到着します。

地域住民や広範囲からの買い物客にとって、生活に必要な物資から専門性の高い商品・サービスまでを提供し、地域コミュニティの拠点としての役割を担っています。

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