キングス・クロス・セント・パンクラス駅

キングス・クロス・セント・パンクラス駅:ロンドンの巨大ターミナル駅



キングス・クロス・セント・パンクラス駅は、ロンドン中心部に位置する、ロンドン最大の乗換駅です。地下鉄6路線と、ナショナルレールのキングス・クロス駅とセント・パンクラス駅が接続しており、国内外へのアクセス拠点として、多くの乗客で賑わっています。

地下鉄6路線の接続



この駅は、ロンドン地下鉄の主要6路線、ヴィクトリア線、ピカデリー線、ノーザン線、サークル線、ハマースミス&シティ線、メトロポリタン線が乗り入れています。これらの路線は、駅構内で複雑に絡み合い、乗換には注意が必要です。乗換案内や駅員の指示をよく確認して移動しましょう。

それぞれの路線は、ロンドン各地を網羅しており、観光地や主要なビジネス街へのアクセスも容易です。

ヴィクトリア線: ユーストン駅とハイベリー&イズリントン駅方面へ。
ピカデリー線: ラッセル・スクウェア駅とカレドニアン・ロード駅方面へ。
ノーザン線 (バンク支線): ユーストン駅とエンジェル駅方面へ。
サークル線、ハマースミス&シティ線、メトロポリタン線: これらの3路線は、ユーストン・スクウェア駅とファリンドン駅間を同じ線路を共有して運行しています。

ナショナルレールとの接続



地下鉄に加え、ナショナルレールのキングス・クロス駅とセント・パンクラス駅も接続しています。キングス・クロス駅からは、イースト・コースト本線を利用した長距離列車や近郊列車が発着し、イングランド各地へのアクセスが可能です。一方、セント・パンクラス駅からは、ミッドランド本線を利用したインターシティや、ユーロスターによるヨーロッパ大陸への国際列車が運行されています。また、ハイ・スピード1を経由した高速通勤列車や、テムズリンクを経由した通勤列車も利用できます。

駅の構造と改札



ハイ・スピード1の開業に伴い、駅は大幅な改修工事を経て、現在では4つのエントランスがあります。主要な改札口は、キングス・クロス駅前のチューブ・チケット・ホールと、ペントンビル・ロード出口、ウェスタンチケットホール(セントパンクラス駅)、ノーザンチケットホール(キングス・クロス駅)の4ヶ所です。ペントンビル・ロード出口は平日限定の営業となっています。また、かつて存在したキングス・クロス・テムズリンク駅の切符売り場は閉鎖されています。

バス路線



駅周辺には多くのロンドンバス路線が発着しており、周辺地域へのアクセスも容易です。10、17、30、45、46、59、63、73、91、205、214、259、390、476系統の路線バスと、N63、N73、N91、N205系統の深夜バスが利用可能です。

隣接駅



駅周辺には、ロンドン交通局の各路線が乗り入れています。詳細な路線図は、駅構内やロンドン交通局のウェブサイトで確認できます。

歴史と事件



キングス・クロス・セント・パンクラス駅は、長きにわたりロンドンの交通の中枢として機能してきました。1987年にはキングス・クロス火災、2005年にはロンドン同時爆破事件(ピカデリー線で発生)といった、歴史的な出来事を経験しています。

まとめ



キングス・クロス・セント・パンクラス駅は、ロンドンの交通ネットワークの中心的な役割を担う、巨大で複雑な駅です。ロンドンを訪れる際は、この駅の構造や周辺情報を事前に理解しておくと、スムーズに移動できるでしょう。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。