キース・レムフリー

キース・レムフリー（Keith J. Remfry、1947年11月17日 - 2015年9月16日）は、イギリス・ロンドン特別区イーリング出身の柔道選手でした。193cmの身長と114kgの体重を生かした重量級の選手として知られています。

人物と戦績

レムフリーは、1971年の世界選手権重量級で注目を集めました。3回戦では、当時強豪だった日本の岩釣兼生を崩上四方固で破り、見事3位入賞を果たしました。翌1972年のミュンヘンオリンピックでは、初戦でカナダのダグ・ロジャースに敗れるという苦い経験もしています。

1973年の世界選手権では、前回に引き続き銅メダルを獲得し、その実力を改めて示しました。1976年のモントリオールオリンピックでは、重量級で準決勝に進出。しかし、ソ連のセルゲイ・ノヴィコフに大外刈で有効を奪われ、3位決定戦では日本の遠藤純男に背負投で有効を取られて5位に終わりました。

しかし、同大会の無差別級では、決勝まで勝ち進むという快挙を達成。決勝では、日本のエース上村春樹に崩上四方固で敗れはしたものの、見事銀メダルを獲得しました。この銀メダルは、彼のキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。

主な戦績詳細

1968年 - ヨーロッパジュニア　2位
1970年 - イギリス国際　優勝
1971年 - ヨーロッパ選手権　優勝
1971年 - 世界選手権　3位
1973年 - ヨーロッパ選手権　2位
1973年 - 世界選手権　3位
1976年 - イギリス国際　優勝
1976年 - モントリオールオリンピック　重量級　5位　無差別　2位

レムフリーの活躍は、イギリス柔道界に大きな影響を与えました。彼の粘り強い柔道と国際舞台での実績は、多くの後進の選手たちの目標となり、勇気づけました。2015年に67歳で亡くなりましたが、彼の功績は今もなお語り継がれています。

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