グランディ・スタツィオーニ

グランディ・スタツィオーニ S.p.A.は、イタリアの鉄道会社であるフェッロヴィーエ・デッロ・スタート・グループに属する企業です。1998年にローマで設立され、イタリア国内の主要な鉄道駅の商業運営と再開発を主な事業としています。設立当初、ローマ・テルミニ駅はグランディ・スタツィオーニの実験的なプロジェクトとして位置づけられました。

現在の経営陣は、社長がマウリーツィオ・プラート氏、最高経営責任者がエンリコ・アリオッティ氏です。

管理する主要駅

グランディ・スタツィオーニは、イタリア国内の主要な13の鉄道駅を管理しています。

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅
ヴェネツィア・メストレ駅
ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅
ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ駅
ジェノヴァ・ブリーニョレ駅
トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅
ナポリ中央駅
バーリ中央駅
パレルモ中央駅
フィレンツェ・サンタ・マリーア・ノヴェッラ駅
ボローニャ中央駅
ミラノ中央駅
ローマ・テルミニ駅

また、TAV（イタリア高速鉄道）のアフラゴーラ駅とフィレンツェ・ベルフィオーレ駅も、現在管理に向けて準備が進められています。

国外での展開

グランディ・スタツィオーニは、国外にも事業を展開しており、2003年12月にはチェコ共和国で重要な鉄道駅の運営を任されています。

プラハ本駅
カルロヴィ・ヴァリ駅
マリアーンスケー・ラーズニェ駅

これらの駅の運営を通じて、国際的な鉄道駅運営のノウハウを蓄積しています。

株主構成

グランディ・スタツィオーニの株主構成は以下の通りです。

フェッロヴィーエ・デッロ・スタート：60%
エウロスタツィオーニ：40%

エウロスタツィオーニの株主構成は以下のようになっています。

エディツィオーネ・ホールディング S.p.A. (ベネトン・グループ)：32.71%
ヴィアニーニ・ラヴォーリ S.p.A. (カルタジローネ・グループ)：32.71%
ピレッリ & C. S.p.A. (ピレッリ・グループ)：32.71%
SNCF Partecipations S.A. (フランス国鉄)：1.87%

関連事項

グランディ・スタツィオーニに関連する主な組織やプロジェクトは以下の通りです。

フェッロヴィーエ・デッロ・スタート
レーテ・フェッロヴィアーリア・イタリアーナ
トレニタリア
TAV
チェントスタツィオーニ
イタリアの鉄道駅一覧

これらの関連組織やプロジェクトとの連携を通じて、イタリアの鉄道インフラの近代化に貢献しています。

外部リンク

* 公式サイト

グランディ・スタツィオーニは、イタリアの鉄道駅の近代化と利用者の利便性向上に大きく貢献している企業です。今後も、国内外での事業拡大が期待されます。

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