グレッグ・モンロー

グレッグ・モンロー：多才なビッグマンの軌跡

グレッグ・キース・モンロー・ジュニア（Gregorey Keith Monroe Jr. , 1990年6月4日生まれ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のプロバスケットボール選手です。パワーフォワードとセンターをこなせる、器用なビッグマンとして知られています。

学生時代

ルイジアナ州ハーベイの高校を卒業後、名門ジョージタウン大学に進学。1年生時には、ビッグイーストの新人王を獲得する活躍を見せました。2年生を終えた時点で、2010年のNBAドラフトにアーリーエントリーを決意しました。

NBAキャリア

デトロイト・ピストンズ

2010年のNBAドラフトにおいて、デトロイト・ピストンズから全体7位という高順位で指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

ミルウォーキー・バックス

2015年7月2日、ミルウォーキー・バックスと3年5000万ドルという大型契約を締結。バックスでは、2015年12月12日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦で28得点11リバウンドを記録し、ウォリアーズの開幕24連勝を阻止する立役者となりました。しかし、ディフェンス面での課題から当時のヘッドコーチ、ジェイソン・キッドとの関係が悪化。2016-17シーズン以降はシックスマンとしての役割を担うことになりました。

フェニックス・サンズ

2017年11月7日、エリック・ブレッドソーとのトレードでフェニックス・サンズへ移籍。しかし、2018年2月1日にはサンズから解雇されました。

ボストン・セルティックス

2018年2月8日、ボストン・セルティックスと契約。同年4月6日のシカゴ・ブルズ戦では、19得点、11リバウンド、10アシストを記録し、キャリア2度目のトリプル・ダブルを達成。チームを勝利に導きました。

トロント・ラプターズ

2018年8月10日、トロント・ラプターズと契約。

セルティックス復帰、76ers

その後ラプターズから解雇され、ボストン・セルティックスと10日間契約を結びました。さらに、4月4日にはフィラデルフィア・76ersとシーズン終了までの契約を結びました。

欧州でのキャリア、Gリーグ

2019年7月25日、ドイツの強豪FCバイエルン・ミュンヘンと契約。ブンデスリーガとユーロリーグの両方でプレーしました。ブンデスリーガでは19試合に出場し、平均13.2得点、5.5リバウンドを記録。ユーロリーグでは28試合に出場し、平均12.9得点、6.8リバウンドの成績を残しました。

2020年7月30日には、VTBユナイテッドリーグとユーロリーグに所属するBCヒムキと契約しましたが、2021年1月23日に契約解除。

NBA復帰を目指し、2021年11月7日にキャピタルシティ・ゴーゴーと契約しました。

ミネソタ・ティンバーウルブズ、ウィザーズ、バックス復帰

2021年12月27日にミネソタ・ティンバーウルブズと10日間契約、2022年1月6日にはワシントン・ウィザーズとも同様に10日間契約を結びました。さらに、2022年2月5日にはミルウォーキー・バックスと再び10日間契約を結び、古巣復帰を果たしました。

プレースタイルと評価

211cmの長身ながら、高いパス能力を持つビッグマンとして評価されています。そのプレースタイルは、かつてNBAで活躍したラマー・オドムに例えられることもあります。

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