コウノトリの郷駅

コウノトリの郷駅について

コウノトリの郷駅は、兵庫県豊岡市日撫に位置する、WILLER TRAINS（京都丹後鉄道）宮津線の駅です。駅番号はT25で、「宮豊線」の愛称区間に含まれています。京都丹後鉄道の駅のほとんどが京都府内にありますが、この駅と豊岡駅の2駅のみが兵庫県にあります。

旧称は「但馬三江駅」で、但馬国にある駅の中で唯一「但馬」を駅名に冠していました。駅名が変更された後も、副駅名として「但馬三江駅」の名前が使用されています。

歴史

1929年（昭和4年）12月15日：峰豊線の豊岡駅 - 久美浜駅間が開業し、但馬三江駅として設置されました。
1930年（昭和5年）3月：駅舎が竣工しました。
1932年（昭和7年）8月10日：舞鶴駅（現在の西舞鶴駅） - 豊岡駅間が全通し、峰豊線が宮津線の一部となり、当駅も宮津線所属となりました。
1961年（昭和36年）3月1日：貨物の取り扱いが廃止されました。
1970年（昭和45年）10月1日：荷物扱いが廃止され、無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となりました。
1990年（平成2年）4月1日：北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となりました。
2009年（平成21年）5月10日：「コウノトリの郷駅」という愛称が設定されました。
2010年（平成22年）2月6日：駅舎改修工事が完了し、「改築完成記念イベント」が開催されました。
2010年（平成22年）3月：トミーテックの『鉄道むすめ〜鉄道制服コレクション〜vol.10』のキャラクターの一人として、当駅を由来とした「但馬みえ」が発売されました。さらに同年4月1日には、KTR販売版の特別バージョンが限定1000個でKTRの有人駅と車販限定で販売されました。
2010年（平成22年）9月25日：コウノトリの郷駅応援団が、旧駅事務所にて「駅そば ぽっぽや」を開店しました。
2011年（平成23年）4月：駅舎周辺に「旧円山川橋梁」の記念モニュメント（橋脚モニュメントとレールモニュメント）が設置されました。
2015年（平成27年）4月1日：WILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となり、同時に駅名がコウノトリの郷駅に改称されました。
2016年（平成28年）9月：「駅そば ぽっぽや」が閉店しました。
2020年（令和2年）11月6日：「ぽっぽや」（カフェ・蕎麦屋）が再オープンしました。（基本はカフェで、月に数回蕎麦を提供する営業形態です。）

駅構造

豊岡方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅です。以前は島式1面2線でしたが、片側の線路が撤去されたため、現在は分岐器や絶対信号機のない停留所となっています。

無人駅で、宮津線で唯一開業時の駅舎が残っています。老朽化のため待合室以外は使用できない状態でしたが、2009年度に豊岡市の負担で駅舎の改修が行われました。駅舎はKTRの施設ですが、豊岡市が借り入れ、地元グループ「コウノトリの郷駅応援団」が管理しています。

コウノトリの郷駅応援団は、駅舎改修後、旧事務所内装を改装し、2010年9月に旧駅事務所にて「駅そば ぽっぽや」を開店しました。その後、2016年9月に閉店しましたが、2020年11月にはカフェ「ぽっぽや」としてリニューアルオープンしました。

また、国鉄時代のトイレは老朽化のため撤去され、駅舎改修時に豊岡市が市の施設として別棟で新築しました。

利用状況

1日平均の乗車人員は1人です（2022年度）。近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

駅周辺

豊岡自動車教習所
久久比神社：全国で唯一コウノトリとゆかりのある神社です。
正福寺・大石りく遺髪塚
豊岡市立三江小学校
国道178号
国道312号
兵庫県道239号下宮六地蔵線

隣の駅

WILLER TRAINS（京都丹後鉄道）

■宮豊線（宮津線）

快速：通過

普通：久美浜駅 (T24) - コウノトリの郷駅 (T25) - 豊岡駅 (T26)

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

コウノトリの郷駅 - 京都丹後鉄道
* ぽっぽや（コウノトリの郷駅駅舎内）

もう一度検索