コント55号 人類の大弱点

映画『コント55号 人類の大弱点』について

『コント55号 人類の大弱点』は、1969年8月13日に公開された東宝製作の喜劇映画です。人気お笑いコンビ、コント55号の萩本欽一と坂上二郎が主演を務め、前作『コント55号 世紀の大弱点』に続く、コント55号シリーズの第2作として制作されました。同時上映は『日本海大海戦』でした。

あらすじ

主人公の大垂欽一（萩本欽一）は、競輪で全財産を使い果たしてしまいます。そこで、持ち前の口達者さを活かして詐欺師に転身。最初に騙した相手は、なんと刑事の駒形二郎（坂上二郎）でした。駒形は執拗に大垂を追いかけますが、大垂は何度改心しようとしても、結局は詐欺師の道へと戻ってしまいます。それでも憎めない大垂のキャラクターは、萩本欽一ならではの魅力と言えるでしょう。

本作は、1964年に公開された『天才詐欺師物語 狸の花道』（後に『天才詐欺師物語 たぬきの中の狸』と改題）のリメイク作品です。喜劇映画として、ギャグとアクションがふんだんに盛り込まれており、観客を飽きさせないエンターテイメント作品となっています。

スタッフ

本作は、寺本忠弘と安達円三朗が製作を務め、浅井良三が企画を担当。監督は福田純が務めました。脚本は江古武郎と平戸延介（山本嘉次郎の別名義）が担当。音楽は小野崎孝輔、撮影は宇野晋作、美術は育野重一、録音は小沼渡、照明は下村一雄、編集は大橋富美子が担当しました。その他、スチールは鳥井巌、製作担当者は村方久之が務めました。

キャスト

大垂欽一：萩本欽一
駒形二郎：坂上二郎
畑よし子：白川由美
大門千吉：桑山正一
大門幸子：岡田可愛
黒田哲也：大辻伺郎
木村秋子：宮地晴子
木村ひろみ：東明子
赤井弁護士：藤木悠
高橋主任：人見明
電気屋の店員：いわたがん太
電気屋のレジの女：田辺和歌子
電気屋の中年の客：記平佳枝
信玄袋のお婆さん：菅井きん
大日本福祉協会の事務員：小林夕岐子
大日本福祉協会の理事：近衛敏明
大日本福祉協会の女事務員：岩本好恵
旭光産業・経理重役：佐田豊
旭光産業・受付の女：内山みどり
洋服屋の店員：堺左千夫
自動車販売店店員：山田彰
日本人材銀行の男客：池田生二
タバコ屋の親爺：阿部昇二
料亭の女将：利根はる恵
アパートの奥さん：野上千鶴子
隅田警察署の署長：二本柳寛
隅田警察署の看守：たんくだん吉
隅田警察署の警官：大前亘
公社課長：田島義文
黒田の支配下の若者：原田力、渡辺高光
特別出演：いしだあゆみ、チコとビーグルス

作品の魅力

本作は、コント55号の二人が繰り広げる軽快な掛け合いや、ドタバタとしたアクションシーンが魅力です。萩本欽一演じる大垂欽一の憎めないキャラクターと、坂上二郎演じる刑事とのコミカルな追跡劇は、観る者を笑顔にします。また、リメイク作品でありながら、オリジナルのストーリー展開や演出が加えられ、独自の魅力を放っています。

外部リンク

コント55号 人類の大弱点 - 日本映画データベース
* コント55号 人類の大弱点 - allcinema

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