コーリング・オール・ガールズ

コーリング・オール・ガールズ (Calling All Girls)

「コーリング・オール・ガールズ」は、イギリスのロックバンド、クイーンが1982年に発表したアルバム『ホット・スペース』のB面3曲目に収録された楽曲です。ロジャー・テイラーが作詞作曲を手掛け、アルバムから4枚目のシングルカットとしてリリースされました。

この曲は、ロジャー・テイラーがメインボーカルを務める初のシングルであり、アメリカとカナダでシングルとしてリリースされ、それぞれ最高位60位、33位を記録しました。特筆すべきは、ロジャーがブレイク部分でギターのフィードバックノイズを演奏し、楽曲を構成している点です。また、レコードスクラッチを使用したり、ラップやヒップホップの要素を取り入れたりするなど、当時のメインストリーム音楽に新しい風を吹き込んだ楽曲として知られています。

「コーリング・オール・ガールズ」は、Hot Space Tourで演奏されましたが、ヨーロッパでは演奏されず、北米と日本でのみ披露されました。日本の西武ライオンズ球場でのライブ音源は、DVD「オン・ファイアー/クイーン1982|オン・ファイアー_クイーン1982」に収録されており、貴重なライブパフォーマンスを鑑賞することができます。

プロモーションビデオ

この曲のプロモーションビデオは、ジョージ・ルーカスの映画『THX 1138』のパロディとして制作されました。しかし、このビデオは、長らくの間『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ2』やバンドの公式YouTubeチャンネルで公開されるまで、貴重な映像とされていました。ロジャー・テイラーとブライアン・メイは、このビデオに対して批判的なコメントを公言しており、ロジャーは「曲のメッセージとビデオに登場するロボットは無関係である」と述べています。

担当

この楽曲は、以下のメンバーによって演奏されました。

フレディ・マーキュリー - リード・ヴォーカル、コーラス
ブライアン・メイ - エレクトリック・ギター
ロジャー・テイラー - ドラムス、パーカッション、アコースティック・ギター
ジョン・ディーコン - ベース

シングル収録曲

「コーリング・オール・ガールズ」のシングルには、以下の2曲が収録されています。

1. コーリング・オール・ガールズ - Calling All Girls (Taylor)
2. プット・アウト・ザ・ファイア - Put Out the Fire (May)

ライヴ

オン・ファイアー/クイーン1982|オン・ファイアー_クイーン1982 (DVD)

外部リンク

Official music video - YouTube
* Lyrics at Queen official website

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