サカナクションのディスコグラフィ

サカナクションは、山口一郎を中心に2005年に結成された日本のロックバンドです。彼らのディスコグラフィは、7枚のオリジナル・アルバム、1枚のベスト・アルバム、3枚のコンピレーション・アルバム、3枚のライブ・アルバム、13枚のマキシシングル、9作の映像作品、そして35本ものミュージックビデオで構成されています。

インディーズ時代

山口一郎は、前身バンド「ダッチマン」の元メンバーであった岩寺基晴とサカナクションを結成。インディーズ時代には自主制作盤「サカナクション音源集 ,1」をリリースしました。

メジャーデビューと初期の活動

その後、江島啓一、岡崎絵美、草刈愛美が加入し、5人体制となったサカナクションは、2007年5月9日にビクターエンタテインメント内のBabeStar Labelからアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャーデビューを果たします。このアルバムはオリコンランキング105位を記録し、当時の売り上げは約3,000枚でした。メジャーデビューから1年足らずで2ndアルバム『NIGHT FISHING』をリリース。オリコン53位、Billboard JAPAN 54位を記録し、初の全国ツアーも開催。ライブEP『「NIGHT FISHING IS GOOD」TOUR 2008 in SAPPORO』もリリースされました。

トップアーティストへ

2009年、ビクターエンタテインメントへの移籍後、3rdアルバム『シンシロ』をリリースし、オリコントップ10入りを果たします。その後、作品をリリースするごとに売り上げを伸ばし続け、6thアルバム『sakanaction』で初のオリコン1位を獲得。このアルバムは20万枚以上を売り上げ、日本レコード協会からゴールドディスクに認定されました。

2015年には、過去のオリジナル・アルバム6作品のCD再発、LP盤とハイレゾリューションオーディオでのリリースも行われました。

NF Records設立と「新宝島」の成功

2015年9月、バンド主宰のレーベル・NF Recordsを立ち上げ。レーベル最初の作品としてリリースされたシングル「新宝島」は、オリコン9位を記録。ミュージックビデオの話題性も手伝ってロングセールスとなり、日本レコード協会からストリーミング部門でゴールド、ダウンロード部門でダブル・プラチナの認定を受けるなど、大きな成功を収めました。ミュージックビデオはYouTubeで1億回再生を突破しています。

ベストアルバムと最新アルバム

2018年3月には、ベスト・アルバム『魚図鑑』をリリース。オリコンやBillboard JAPAN「Top Album Sales」などで1位を獲得し、10万枚以上を売り上げてゴールド・アルバムに認定。2019年6月には、前作『sakanaction』から6年ぶりとなるオリジナル・アルバム『834.194』を発表。オリコンとBillboard JAPANで2位を記録し、配信部門では初の1位を獲得。2020年のCDショップ大賞にも入賞しました。

サカナクションは、音楽作品以外にも、ミュージックビデオやライブパフォーマンスなど、様々なクリエイティブな活動を展開しています。彼らの音楽は、ロック、エレクトロニカ、ポップスなど、多様なジャンルを融合させたものであり、日本の音楽シーンにおいて独自の地位を確立しています。

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