サトノレイナス

サトノレイナス

サトノレイナス（Satono Reinas）は、2018年2月26日生まれの日本の競走馬である。その名は、冠名である「サトノ」に、スペイン語で「女王たち」を意味する「レイナス」を組み合わせたものに由来する。

デビュー前

2018年2月26日、北海道のノーザンファームで誕生した。幼駒時代には「バラダセールの18」という名でセレクトセールに上場され、兄であるサトノフラッグの馬主である里見治氏によって1億円（税抜）で落札された。その後、兄と同じく美浦トレーニングセンターの国枝栄厩舎に入厩し、競走馬としてのキャリアをスタートさせた。

2歳時（2020年）

2020年6月7日、東京競馬場の新馬戦でデビューを果たした。クリストフ・ルメール騎手を背に、スタートで後手を踏むも、直線で力強く伸びてジュラメントを差し切り、デビュー戦を勝利で飾った。続く10月4日、中山競馬場のサフラン賞では、後方から直線で鋭い末脚を発揮し、テンハッピーローズを捉えて2連勝を達成した。3戦目には、初の重賞挑戦となる阪神ジュベナイルフィリーズ（G1）に出走。ソダシとの対決が注目を集める中、2番人気に支持された。レースでは、直線で一旦はソダシを捉えて先頭に立つも、ゴール寸前で差し返されてハナ差の2着となった。このレースについて、元騎手の安藤勝己氏は「まだ全力を出し切っていない」と評し、その将来性を高く評価した。

3歳時（2021年）

3歳初戦には、トライアルレースを使わず、桜花賞（G1）に直行した。ここでもソダシとの再戦が注目され、1番人気に支持された。レースでは、後方から追い込むも、先に抜け出したソダシにクビ差及ばず、2戦連続でソダシの2着となった。その後、陣営は日本ダービー（G1）への挑戦を決断。これは、馬主である里見治氏が過去にサトノダイヤモンドでダービー2着に終わったリベンジを果たしたいという思いと、調教師である国枝栄氏が早くからサトノレイナスの能力を高く評価していたことが背景にある。ダービーでは、紅一点ながら2番人気に支持されたが、5着に敗れた。秋には秋華賞からジャパンカップへの出走が予定されていたが、夏の放牧中に右トモを骨折したため、出走を断念した。

4歳時（2022年）

右トモの骨折の療養を続けたものの、回復が見込めず、2022年2月9日付で競走馬登録を抹消し、引退した。引退後は、生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬となった。

競走成績

（JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく）

繁殖成績

（2024年9月25日現在）

血統

母は、アルゼンチンのG1レースを2勝したバラダセールである。全兄には、弥生賞ディープインパクト記念を制したサトノフラッグがいる。

脚注

外部リンク

競走馬成績と情報 netkeiba
スポーツナビ
* JBISサーチ

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