サムライ日本

サムライ日本(サムライにっぽん)



サムライ日本は1970年に結成されたプロダクション人力舎および東京演芸協会に所属するコントトリオです。結成から長い歴史を持つこのグループは、ユーモアとアクションを組み合わせた独自のスタイルで多くのファンに愛されてきました。特に、チャンバラコントを取り入れたパフォーマンスは、彼らの大きな特徴です。

メンバー


サムライ日本は、初期メンバーの花村多賀至、池島美樹、及川のび太から成り立っています。

花村多賀至(はなむらたかし)


花村はグループのリーダーであり、結成当初から活動しています。彼は日本大学芸術学部に在学中にTBSに所属し、その後長谷川一夫劇団で女形など多才に活躍しました。また、東京演芸協会の理事を兼任し、2022年1月に高齢者施設で老衰により82歳で逝去されました。

池島美樹(いけしまみき)


池島も初期メンバーの一人で、剣道三段の資格を持つ俳優でもあります。彼はその多彩な才能でグループに貢献しています。

及川のび太(おいかわのびた)


及川はクレイジーキャッツの付き人からコントD51を経て途中加盟しました。自衛隊経験があり、バック転は得意でも殺陣は苦手というユニークなキャラクターを持っています。彼の特徴的な髪型は自分で切っていることでも知られています。

旧メンバー


かつて室町大助がメンバーとして在籍していましたが、及川のび太に交代する形での活動でした。

芸風と活動


サムライ日本は1970年に活動を開始し、早くも1980年には『お笑いスター誕生!!』に出場し、3週勝ち抜きという快挙を達成しました。彼らのコントスタイルは、伝統的なチャンバラを基にしており、熟練した殺陣技術や様々な武器を駆使することが特徴となっています。特に鎖鎌は彼らのトレードマークであり、スポンジ製の球状分銅がクライマックスで登場します。この分銅はコントが進行するにつれて大きくなり、視覚的な驚きを提供します。

1981年からは「チャンバラ教室」を開講し、多くの門下生を指導しています。門下生の中には俳優殺陣師の室町大助も含まれ、彼は一時的にサムライ日本のメンバーとして活動していました。

また、年に一度のリサイタルも人気を集めており、ロサンゼルスサンフランシスコ台湾シンガポールなど海外でもパフォーマンスを行っています。

最近の状況


リーダーの花村が2022年に逝去した後、2023年9月頃からプロダクション人力舎の公式ホームページには及川の比重が増し、彼がサムライ日本の名前を引き継ぐ形での活動が続いています。

主な出演


サムライ日本は以下のテレビ番組に出演してきました:

以上のように、サムライ日本は独自のスタイルと多彩な才能を持つメンバーによって、日本のお笑い界に多大な影響を与えてきました。彼らの活動は今後も注目され続けるでしょう。

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